97675落ち着いた色調で籠り感を 吹き抜けに造った秘密基地|小さな秘密基地

落ち着いた色調で籠り感を 吹き抜けに造った秘密基地|小さな秘密基地

男の隠れ家編集部
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■子どもとの共有も見据えた 使い勝手の良い仕事部屋

●埼玉県/K邸

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

優しく、そしてしっかりと手元を照らしてくれる照明の位置は、設計段階からとくにこだわった。

自宅に落ち着いて仕事ができる環境がほしかったKさん。考えに考えた結果、設計士さんにお願いして一人用の書斎を造ることに。

場所はリビングの吹き抜けの上半分、2階の一畳半のスペースを書斎に割り当てることにし、書斎造りは早速実行に移された。

ドアの向こう側と色は違えど、雰囲気が調和するように壁を仕立て上げた。
わずかなスペースながら快適な空間。階段側からミニ書斎をのぞく。

その後コロナ禍でテレワークが導入されると、仕事のほとんどをこの書斎で行うことになった。

「まだ子どもは小さいのですが、将来的には勉強部屋としても使えるように、プロに依頼して大人も子どもも使いやすい書斎を造ってもらいました」と語るKさん。

秘密基地の内部は木製の家具で温かみのある雰囲気に。レンガやアイアンの手すりが使われた廊下からがらりと印象が変わるが、自然と馴染む。

ヴィンテージ感あふれるコンセントや階段下の照明。
リビングと秘密基地で微妙に雰囲気が異なる。このわずかな差で、ON・OFFを切り替えている。

これはダークグレーの塗装が落ち着いた空間を演出しているからだ。さらに壁にマグネットをつけられるようにしたこと、目が疲れないように照明の位置や照らし方に注意したことなど、機能性も抜かりない。

そんなこだわりをしっかり実現した書斎を「子育てが落ち着いたら、コーヒーメーカーでも置いて趣味や読書で籠もりたいです」とKさんは語ってくれた。

家族団らんの場である1階の広いリビング。一畳半の広さはほしかったため、書斎はあえて2階の限られたスペースに造った。
階段を上って、プライベートから仕事へモード切替。

●秘密基地造りの3箇条

1,座りながら手が届くスペース感。

2,前後の壁をマグネット仕様にする。

3,目に優しいこだわりの照明を設置。

●Owner’s voice

テレワーク対策で活躍した書斎ですが、将来は子どもも勉強部屋として使えるように設計してもらいました。

【取材協力】
S.Factory
埼玉県秩父市下影森722-6
0494-22-3009
https://www.koike-giken.com/

文/小畑彰弘

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