「いつもと違った、美味しいものを食べたい!」
そんな思いから目をつけたのが「三陸・常磐うみうまフェア」である。三陸や常磐の水産加工品を全国の人気飲食店で調理・提供するという、グルメにとっては興味深い企画。果たしてどのような味わいが楽しめるのだろうか。
実際にコラボしている飲食店に足を運び、その味わいを確かめてきた。さっそく紹介していこう。
■うみうまフェアとは?

「そもそも、うみうまフェアって何?」と感じた読者は少なくないだろう。
これは、三陸・常磐の水産物が持つ魅力を広く伝えるために復興水産加工業販路回復促進センターが主体となって進めているグルメイベント。人気飲食店とコラボし、三陸・常磐でとれた海の幸を使った料理が各店舗で味わえる。しかも、お店ごとにオリジナルのメニューを提供しているため、同じ食材でも違った味わいが楽しめるのもポイントだ。
2025年2月1〜28日まで全国の人気飲食店でコラボ!
三陸・常磐うみうまフェアは、これまでにも何度か開催されてきた。これまでに東京や福岡、大阪などで開催されていたが、3年目となる今回は東京・愛知・関西・広島・福岡の全国5エリアでの開催となる。




特に広島エリアとは初のコラボとなり、県内外で高い人気を誇る屋台風居酒屋「大手町酒場 赤まる」や広島お好み焼きで知られる「徳川」なども参加。大規模な開催となるため、近場の飲食店はもちろん出張や旅先などで見かけたら、立ち寄ってみても面白いだろう。
■気になるお味は?

酒ならなんでもイケる口だが、この日は日本酒が飲みたかったため「十割そば 否否五杯と本家かのや」を訪ねることにした。同店では十割そばをはじめ、季節の食材を使った料理が楽しめるほか、焼酎や日本酒とのペアリングも魅力の一つだという。
また、店内にはカウンター席とテーブル席が用意されているが、個人的にはテラス席がおすすめ。暖簾をくぐって驚いたのだが、テラスには掘り炬燵の席がズラリと並んでいる。炬燵で暖をとりながら酒肴を味わうなんて、想像しただけでも幸せじゃないか。

店員さんに話を聞いてみると、コラボメニューは3品を用意しているという。また、料理に合うお酒も提案してもらったが、日本酒であれば辛口がおすすめとのこと。
実際に「庭のうぐいす」をいただいてみると、なかなかにイケる。“ガツンとくる”というよりは、どこか優しい味わいでフルーティさも感じさせる逸品である。
このほか、「小鹿」や「美し里(うましさと)」といった鹿児島の焼酎も、コラボメニューとのペアリングにぴったりだとか。自身の好みを伝えれば別のお酒も提案してくれるので、気軽に尋ねてみてほしい。

それでは本題のコラボメニューをいただく。最初に注文したのは「メヒカリの一夜干し」だ。
筆者は食べたことがなかったが、想像以上に身がついているのが印象的だった。白身魚ではあるものの、脂が乗った身はふっくらとしていて、皮はパリッとした食感を楽しめる。
ワタのほのかな苦味がアクセントになり、素材の旨みが際立つため酒の肴にぴったりだ。

続いては「蟹みその甲羅焼き」。手の平サイズの甲羅に、カニの身とミソがぎっしりと詰まっている。ちびちびと味わってもいいが、大きめのスプーンで贅沢に頬張ってみてほしい。
カニの濃厚な旨みと海の香りが口の中に広がり、日本酒の「うぐいす」と合わせると幸福感で満たされること間違いなしだ。

最後に、「せいろ蕎麦と昆布まぐろのミニ鉄火丼」を〆に注文。コラボメニューの鉄火丼には昆布まぐろの切り落としが使われており、もっちりと弾力のある身は無限に食べられそう。
また、「こちらは早めにお召し上がりください」と、同店イチオシのせいろ蕎麦も絶品。十割そばは何度か食べたことがあるが、今までに味わったことのないしっかりとした歯応えが感じられる。店員さん曰く、5分ほどでそば同士がくっつくらしいので、時間との勝負だがじっくりとその味を楽しんでほしい。
なお、「せいろ蕎麦と昆布まぐろのミニ鉄火丼」はランチでもいただける。代々木駅周辺に行くことがあれば、ぜひ昼食で堪能してみてはいかがだろうか。
十割そば 否否五杯と本家かのや
東京都渋谷区千駄ケ谷5-24-3 NTTドコモアネックスI 3階
TEL:050-3627-6663
営業時間:月〜金11:45〜15:00(LO14:30)・17:30〜22:30(LO21:30)、土日祝15:00〜22:30(LO21:30)
公式HP:十割そば 否否五杯と本家かのや
■まとめ
今回は和食の気分だったため「十割そば 否否五杯と本家かのや」を訪ねたが、三陸・常磐うみうまフェアのコラボ店のなかにはイタリアンやスペイン料理を提供しているところもあり、まだまだ楽しめそうだ。
開催期間は2月28日(金)まで。興味のある方は公式HPで参加店舗をチェックし、気になる店を見つけてみてほしい。三陸・常磐の水産物を初めて味わう人もいるかもしれないが、新たな食の出会いがきっと人生を豊かにしてくれるはずだ。
三陸・常磐うみうまフェア
開催期間:2025年2月1日(土)〜28日(金)
参加店舗:東京39店舗、愛知28店舗、関西24店舗、広島20店舗、福岡23店舗
公式HP:三陸・常磐うみうまフェア
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代表は1992年、大阪府出身。出版社、編集プロダクションで書籍・雑誌の制作に携わり、独立後の2019年には記事制作会社「合同会社エーライト」を設立。月刊誌『男の隠れ家』の編集としてお世話になった経緯もあり、現在は「男の隠れ家デジタル」でも記事制作を行っている。
仕事ばかりしすぎて「趣味ってなんだっけ?」と思いつつも、取材先やネタ探しで出会うものに影響を受けがち。毎年のように和歌山でワーケーションを行ってるほか、最近は別府温泉にハマり、半年で4回も訪れるほど。生粋のキッチンドランカー。
