28271ノスタルジックな旅が愉しめる 乗っておきたい全国のローカル線〜中部編〜

ノスタルジックな旅が愉しめる 乗っておきたい全国のローカル線〜中部編〜

男の隠れ家編集部
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まさに網の目のように全国各地に広がる日本の鉄道。いずれの列車からも、そこでしか見られない景色が広がる。ここではそんな鉄道から、中部地方を走る12路線をピックアップ。
目次

JRで最も高い場所を走る「JR小海線」

小海線といえば、JRで一番標高の高い場所にある駅、野辺山駅が有名。車窓からは夏にピッタリの緑が広がる、高原ならではの雰囲気を感じられる。

JR小海線 [山梨県・長野県]
営業区間:小淵沢駅〜小諸駅
営業距離:78.9km
営業開始年:大正8年(1919)

迫力満点の山岳地帯を抜ける「JR大糸線

白馬などのスキーで有名な場所を通る大糸線。だからこそ夏には、燕岳(つばくろだけ)をはじめとする北アルプスの雄大な山々の景観が広がる。

JR大糸線 [長野県・新潟県]
営業区間:松本駅〜糸魚川駅
営業距離:105.4km
営業開始年:大正4年(1915)

日本一の渓流に沿って進む「JR飯山線

信濃川沿いに長野県から新潟県へ抜けるローカル線。冬は豪雪地域だが、夏の時期は米どころを象徴するような、田園風景を楽しむことができる。

JR飯山線 [長野県・新潟県]
営業区間:豊野駅〜越後川口駅
営業距離:96.7km
営業開始年:大正10年(1921)

懐かしの車両も楽しめる「長野電鉄 長野線」

北信濃の温泉地を走るのどかなローカル線だが、都心部で活躍した車両を引き継ぎ、現役で走らせているという点でも鉄道ファンから人気を集めている。

長野電鉄 長野線 [長野県]
営業区間:長野駅〜湯田中駅
営業距離:33.2km
営業開始年:大正12年(1923)

風光明媚な富山湾を望む「JR氷見線」

雨晴(あまはらし)海岸は、雄大な立山連峰と日本海を同時に眺めることができる絶景スポット。列車に乗るだけでなく、カメラを持って訪れたい。

JR氷見線 [富山県]
営業区間:高岡駅〜氷見駅
営業距離:16.5km
営業開始年:明治33年(1900)

黒部渓谷への入り口「富山地方鉄道本線」

「くろよん」とも呼ばれる黒部ダムなど黒部渓谷へ行くために利用する人も多い。最近では歴史ある木造駅舎の数々を見に来るファンも多いという。

富山地方鉄道本線 [富山県]
営業区間:電鉄富山駅〜宇奈月温泉駅
営業距離:53.3km
営業開始年:昭和18年(1943)

金沢から足を伸ばしたい「のと鉄道 七尾線」

石川県の能登半島を走るローカル鉄道。相次ぐ廃線により縮小しているものの、車窓からの海、山の美しい風景は変わらずに健在している。

のと鉄道 七尾線 [石川県]
営業区間:七尾駅〜穴水駅
営業距離:33.1km
営業開始年:昭和63年(1988)

マニアにはたまらない駅も「明知鉄道 明知線」

明知鉄道は岐阜県東部の山間を走る。そのため日本一の勾配を持つという飯沼駅も鉄道マニアの中では有名。ネーミングライツのサービスにも注目。

明知鉄道 明知線[岐阜県]
営業区間:恵那駅〜明智駅
営業距離:25.1km
営業開始年:昭和60年(1985)

廃線決定から3セク化に「樽見鉄道 樽見線」

昭和59年(1984)に部分開通のまま廃線に決まったが、3セク化した後、樽見駅まで全線開通までこぎつけた。大垣の街から里山の風景まで楽しめる。

樽見鉄道 樽見線 [岐阜県]
営業区間:大垣駅〜樽見駅
営業距離:34.5km
営業開始年:昭和59年(1984)

絶景ポイントが多い渓流の列車長良川鉄道 越美南線

「ゆら~り眺めて清流列車」は普通列車でありながら絶景ポイントでは速度を落としてくれる。郡上八幡駅など歴史ある街にも途中下車したい。

長良川鉄道 越美南線 [岐阜県]
営業区間:美濃太田駅〜北濃駅
営業距離:72.1km
営業開始年:昭和61年(1986)

秘境を通る長距離ローカル線「JR飯田線」

長野県、静岡県の県境の駅はまさに秘境の駅の連続。全線7時間近くかかるうえに本数も多くないが、好みの駅で途中下車することをお勧めしたい。

JR飯田線 [長野県・静岡県・愛知県]
営業区間:辰野駅〜豊橋駅
営業距離:195.7km
営業開始年:明治30年(1897)

多くの歴史がある”天浜線”「天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線

天竜二俣駅にある今でも稼働する転車台が有名だが、実はこの転車台の他、全線で36の駅舎などの施設が国登録有形文化財に登録されている。

天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 [静岡県]
営業区間:掛川駅〜新所原駅
営業距離:67.7km
営業開始年:昭和62年(1987)

写真(一部)/遠藤純、金盛正樹、吉永陽一、米屋こうじ

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