外出先で書斎のように落ち着ける空間があると、どんなに良いだろう。書と向き合う、至福の一人時間をいつもと違う環境で味わいたい。
(※その他の写真は【関連画像】を参照)
※この記事は2025年3・4月号に掲載されたものです。
■居心地の良い空間で浸る 海外マンガの世界
商店街の賑わいから少し外れた路地の一角、明治の古民家をリノベーションしたおしゃれなカフェ。壁一面にずらりと並ぶのは、邦訳されたおよそ30カ国の海外マンガだ。アメリカやフランス、アジア、東欧など、表紙の絵も装丁もユニークで眺めるだけで楽しい。
海外マンガと出合い、これまでの漫画の概念を覆されたという店主の森㟢雅世さんが、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと2019年に開いたブックカフェ。居心地の良い空間で、お茶を飲みながら、ゆっくりと奥深い海外マンガの世界を堪能できる。

「その国の文化や歴史がわかったり、2回3回読むと違う発見があったり、何度読んでも楽しいのも海外マンガの魅力かなと思います」
海外マンガを専門に扱う店は国内でも珍しく、東京や海外からもファンが訪れるという。マンガ大国ニッポンに住んでいると、海外マンガの存在に気づくことすら難しい。
ここに来れば、知られざる名作や心に響く作品との出合いがきっとある。そんな期待を抱かせてくれる唯一無二のカフェだ。


1時間700円(500円分の飲み物付き)で店内のコミックスを自由に読むことができる。一部販売も。フランスの老舗「KUSUMI TEA」のフレーバーティーも人気。
■この店で読みたい
●DUCKS

世界中で話題となった自伝的作品。大学ローン返済のために過酷な労働をした自身の経験を赤裸々に綴る。「男性社会における女性の生き方など、読後にいろいろ考えさせられます」。
書肆喫茶mori
大阪府大阪市中央区谷町6-14-2
TEL/06-7501-6763
営業時間/12:00~18:00
定休日/不定休
アクセス/大阪メトロ「谷町六丁目駅」より徒歩約5分
文/いしだかおり 撮影/渡部健五
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