79317生活空間と切り分けた小さな書斎。ONとOFFが明確な秘密基地

生活空間と切り分けた小さな書斎。ONとOFFが明確な秘密基地

男の隠れ家編集部
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目次

■インナーガーデンでライフタイムを切り替える

●神奈川県/花木邸

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

インナーガーデンで仕事の合間にリラックスタイム。右手のガラス貼りの部屋はバスルーム。奥がミニ書斎になっている。ここがONとOFFを切り替える場所。
ダクトをあえて見せて格好良く。
もともとはキッチンだった場所にミニ書斎を造った。

見た目はどこにでもあるマンションドアだが、開けた瞬間、空気が一気に変わるのを覚えた。

そこはニューヨークのロフトを想起させる少年の秘密基地のような空間だ。

多肉植物をディスプレイしたベンチと一体になったモルタル製キッチン、ヘリンボーンの床がモダンなリビングダイニング、ガラス張りの寝室や浴室、そして、観葉植物を育てる清々しいインナーガーデンなどなど、どこを切り取っても実に絵になる花木邸。

デスクの後ろ側はオープンクローゼットに。
有孔ボードを設置して上下にフェイクグリーンをあしらい、見せる収納として活躍。

「猫と植物との暮らしを充実させたくて中古マンションを購入し、自分スタイルにリノベしました」

築19年78㎡の3LDKを1SLDKに。3方向に窓がある角部屋は、イメージがしやすい好物件だった。そして、リモートワークのために設えたミニ書斎はインナーガーデンの奥にレイアウト。

「LDKとミニ書斎の間にあるインナーガーデンは、曖昧になりがちなONとOFFを切り替える場所。仕事の合間に植物を眺めながらお茶を飲んだり、ハンモックでリラックスするのも好きですね」

ブラインドを開けてベランダを見渡す。
ストーブもケトルもおしゃれ。

ミニ書斎に足を踏み入れると、そこはまたまた素敵な空間。

南と西の2面窓とバルコニーに出られるドアがある4畳半ほどのスクエアの部屋には、木の質感のあるデスクと座り心地の良いワークチェアを配し、右手の壁には自らの手で取り付けた有孔ボードにヘッドホンやiPad、本などをディスプレイ。

フェイクグリーンのあしらいもおしゃれだ。

一番奥まった場所にこの隠れ家を造ったのは、やはり仕事に集中するため。時にロシアンブルーの愛猫が書斎にそっとお邪魔するのはご愛嬌である。

ニューヨークのロフトを思わせるデザイン性の高いリビングダイニング。男のひとり暮らしを満喫する花木さん。
ベッドルームが住処の愛猫のロシアンブルーとの暮らしを楽しむ。

■秘密基地造りの3箇条

1、ONとOFFを切り替える空間づくり。
2、インナーガーデンを区切りに。
3、インテリアは統一感を出す。

■Owners voice

猫のためにリビングの窓枠をキャットウォークにし、ステップを付けてもらいました。猫優先のスペースです。

ゼロリノベ
東京都港区北青山2-12-42
TEL:03-6902-1941
公式HP:ゼロリノベ

文・撮影/秋 武生

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