47772【年間30泊以上】筆者のソロキャンプの過ごし方・楽しみ方9選

【年間30泊以上】筆者のソロキャンプの過ごし方・楽しみ方9選

男の隠れ家編集部
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年間30泊以上キャンプをする筆者の体験を踏まえ、ソロキャンプの楽しみ方をお伝えしたい。そもそもソロキャンプって何してるの?と疑問を持つ人や、これからソロキャンプに挑戦したいと思っている人の参考になれば幸いだ。
目次

ソロキャンプは、自由な時間を楽しむものであって、当然正解がないもの。筆者の場合は、ソロキャンプの時間はおもに焚き火をしていることが多いが、それ以外にもブッシュクラフトをしたり、趣味の時間に使ったり、考え事をしたりなどさまざま。今回は、自身の経験を踏まえておすすめしたいソロキャンプの過ごし方や楽しみ方を紹介しよう。

1.焚き火を愛でる

キャンプの醍醐味の一つ、焚き火。なにより揺らめく炎は、常に異なる変化を魅せてくれる不思議な存在だ。ただぼーっと眺めるもよし、パチパチと爆ぜる音をきくもよし、焚き火で思う存分「1/fゆらぎ」を堪能する時間はこの上ない幸せな時間だ。それこそ火起こしの原始的な方法をトライしたり、着火剤代わりになるフェザースティック(薪の表面をナイフで削って鳥の羽根のような形状にしたもの)を作ったり。

また、実用的な部分も兼ねている焚き火は、冬の寒さを緩和させてくれるほか、クッカーを使って料理をすることも可能だ。

  • ファイアスターター(マグネシウムなどでできた金属棒を削って火花を散らす道具)などを使って原始的な火起こしをする
  • 焚き火料理を楽しむ
  • 暖を取る

2.アウトドアナイフでブッシュクラフト

「ブッシュクラフト」とは、「bush」(茂み)とクラフト「craft」(手作りする)を組み合わせたもので、便利な道具を使わず、アウトドアナイフなどの必要最低限の道具だけを使い、自然の素材を駆使して原始的なスタイルで生活を楽しもうというもの。

自然に囲まれた中であえて昔ながらの道具や手法で知恵を絞ってアウトドアを楽しむスタイルは、まさにソロキャンプの環境にドンピシャ。

ブッシュクラフトには、先人たちの知恵にふれると同時に、新しい発見や自分の手で作る楽しさなど、普段の生活では感じられない満足感があるはずだ。

具体的には、着火剤で手軽に火起こしをするのではなく、火打ち石を使って火起こしをしたり、現地で落ちている枯れ葉や小枝を集めて薪として使ったり、枝を削って箸を作ったり、皿を作ったり……。

とはいえ、完全にブッシュクラフトスタイルにシフトするのは少々ハードルが高い。そこで手始めにおすすめしたいのが「バトニング」。バトニングとは、アウトドアナイフを使って、太い薪を細く割る手法。アウトドアナイフを用意する必要はあるが、比較的簡単にブッシュクラフトを楽しめるだろう。

  • アウトドアナイフでバトニング
  • アウトドアナイフで自然の木を使って箸や小物造り

3.読書や動画鑑賞

時間がゆったり流れるソロキャンプでは、読書や動画鑑賞をするにはうってつけ。自宅ではどうしても生活音が邪魔してじっくり作品に没入できない場合もあるが、ソロキャンプならそんな心配もない。また好みの音楽を聞くのもまた一興。ただし、周囲に邪魔にならない音量や時間帯も加味したうえで楽しむマナーも忘れずに。

4.自然を愛でる

自然界には、じつにさまざまな魅力がある。ソロキャンプで過ごす時間との相性もぴったりだ。自然界では、どこからともなく風が吹き、突然雨が降り、多様な生き物が存在し、夜には星空が瞬く……そんな不規則な事象が無限に広がっている。それこそ時間、季節によっても異なる風景や状況だ。自然にじっくり身を置ける最高の場所こそがキャンプ・アウトドアだろう。

その心地よさに浸りながら、自然散策をしたり、星空を観察したりなど、自然とじっくり向き合ってみるソロキャンプの醍醐味。

キャンプ場の環境による部分が大きいため、事前にロケーションを調べておくのがおすすめだ。

  • 海・川沿いのキャンプ場ならではの遊びを楽しむ
  • 紅葉や新緑など四季を感じられるキャンプ場で写真撮影
  • 高原キャンプ場で星空観賞
  • 雨キャンプはレインウェアと長靴で対策をした上で周辺散策
  • 双眼鏡で遠くの自然や野鳥観察

5.料理に腕を振るう

ソロキャンプだとどうしてもキャンプ料理は簡易になりがち。だが、あえて普段挑戦しない手のこんだ料理を楽しむのも大いにありだろう。昨今人気のスパイスを自分で調合しながらこだわってみたり、ここぞとばかりに贅沢素材を使ったり……。

スキレットにオリーブオイルをたっぷり入れて、好みのシーフードや野菜を入れてスパイスで味付けをするキャンプ飯の定番「アヒージョ」は、中央にカマンベールチーズをのせればあっという間に豪華な一品に。

ファミリーキャンプを楽しんでいる人なら「本番」に向けてソロキャンプでお試し的に作ることだってできる。なんせ、いくら失敗しても被害を被るのは自分だけなのだから。

手軽なソロキャンプ飯で十分ということなら、市販のハンバーグにチーズをオンするもよし、サンドイッチメーカーをフライパン代わりにソーセージや目玉焼き、餃子などを焼いてもよし、米と好みの缶詰を入れて炊いてもよし、レトルトや缶詰、惣菜などをうまく使えば手軽でうまいソロキャンレシピは無限にあるはずだ。

6.コーヒータイムで至福のひととき

コーヒー好きなら、好みの豆を挽き、お湯を注ぎ……香りを楽しみながら至福の一服タイムを思う存分満喫するのもおすすめだ。

コーヒー粉と水を入れて火にかければ手軽に香ばしいコーヒーができるパーコレーターを使ったり、豆を挽く段階からトライするのもいいだろう。よりアイテム数が少なく手軽なドリッパーを使うのもありだ。それすら面倒ならインスタントコーヒーでもいい。自然を背景に飲むコーヒーのおいしさは格別だ。

あったら便利なコーヒーアイテム

  • コーヒー豆を挽く「コーヒーミル」
  • コーヒー粉をドリップする「ドリッパー」
  • フィルターやドリッパー不要の「パーコレーター」
  • 本格エスプレッソ派なら「直火式エスプレッソマシン」

7.お酒をたしなむ

簡単な夕食とお酒を一緒に飲むのもまた乙。だれに何を言われるでもなく、ただお酒を飲むその時間を楽しむ。「駆けつけいっぱい」よろしくキャンプ場到着早々飲むことだってできる。とはいえ、後々の面倒を考えれば、さっとテントを設営してから飲む方がおすすめだが……。

酒のツマミにおすすめなのが、燻製。そこで燻製器替わりなるのが万能なメスティンだ。さまざまある好みの燻製チップをメスティンの底に軽くひと握りしき、底網の上にチーズやソーセージ、練り物などをのせて10分ほど火にかけるだけ。とくにチーズはクリーミーな味わいと燻製独特の香りで癖になる味わいだ。

8.道具磨き

たっぷり時間があるソロキャンプでは、お気に入りのキャンプ道具を整理したり、磨く時間に充てるのもいいだろう。キャンプにハマるほど、あれもこれもと、ついキャンプ道具は増えるばかり。

焚き火台や鉄板、クッカー類などのこびりついた汚れをピカピカに磨いたり、ナイフや斧を研磨したりなど、メンテナンス方法はいくらでもあるだろう。道具は使えば使うほど、磨けば磨くほど、愛着も湧くというもの。

9.なにもしない時間を全集中で楽しむ

「なにもしない」ことこそじつに贅沢な時間ではないだろうか。仕事に追われ、家庭ではなにかと頼まれ、日常生活は、自身でも気が付かないうちにストレスを蓄積しているもの。だからこそ、デトックス効果抜群の「なにもしない」時間も大切。心身ともにリラックスしたそんな時間にふと日常生活で役立つアイデアが思い浮かぶこともあるかもしれない。

リラックスを求めてアウトドアチェアやコット、ハンモックなどにこだわるのもおすすめだ。また、ポータブルのアロマディフューザーや小型プラネタリウムなどのアイテムを持ち寄るのも効果的。夜に映えるランタンの明かりもリラックスするのに有効だ。

今回紹介したソロキャンプの楽しみ方は一例として、ぜひ自分の「隠れ家」ともいえるソロキャンプを堪能してみてはいかがだろうか。ソロキャンプの楽しみ方は十人十色、始めてみれば自ずと方向性も見えてくるはずだ。まずは行動あるべし。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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