ソロキャンプ用の焚き火台を選ぶ基準
ソロキャンプ用の焚き火台は、軽量&コンパクトを基準に考えるといい。しかし、ただ小さくて軽いものなら何でもいいというわけではなく、厚みや付属品、メンテナンスのしやすさなどを考慮して選ぶことで、より扱いやすい逸品に出会えるはず。選ぶ際のポイントをひとつずつ見ていこう。
ソロキャンプに適したサイズと重さ
ソロキャンプで使用する焚き火台は、先述の通りコンパクトなもので十分。キャンプにはテントや寝袋、食材など多くの荷物を持っていく必要があるため、負担を減らすためにも1kg以下の軽量モデルが便利だ。なかにはチタン素材を使った超軽量タイプの焚き火台も。
もし、キャンプサイトまで車で移動するというのであれば、定番サイズでも問題ない。ただし、サイズが大きいとその分重量も増すため、荷下ろしや組み立て、片付けに苦労することも。ソロキャン初心者は特に、コンパクトで軽量なタイプを選ぶのがベターだろう。
コンパクト収納と厚み
次に確認したいのが焚き火台の収納方法。折り畳み式でも組み立て式でも問題ないが、準備や片付けを容易に行えるものが理想だ。また、収納時の厚みもポイント。それほど厚みがないものであれば、バックパックや荷物の隙間に差し込めるため、スペースを取らず持ち運びもより楽になる。
料理に適した付属品の有無
キャンプ飯も楽しみたいという人は、調理の際に使用する付属品が付いているものを選びたい。肉や野菜などを焼くなら焼き網、お湯を沸かしたり煮炊きしたりするなら五徳、というように、「どんな料理をするか」を考えて付属品を選択しよう。オプションとして用意されている場合もあるので、事前に確認するといい。
メンテナンスのしやすさ
長く愛用するためには、手入れがしやすいかどうかも重要なポイント。各パーツが分解できる組み立て式であれば隅々まで綺麗に洗え、清潔に使い続けられる。
ソロキャンプ用軽量&コンパクトなおすすめの焚き火台22選
STC/ピコグリル398
折り畳めばA4サイズになるコンパクト収納が魅力のソロキャンパー定番焚き火台。付属のスピット(串)2本と専用袋を入れても450gと軽量で持ち運びにも便利なのも人気の秘密。スピットを五徳にして鍋やフライパン、グリルなどを置いて調理も可能。同シリーズA3サイズの「ピコグリル760」なら大きな薪もそのまま乗せられる。
SOTO(ソト)/ミニ焚火台ヘキサ ST-942
ロストル、底板、側面パネル6枚を組み立てるタイプのミニ焚火台。使用時は、幅155×奥行155×高さ79mmとコンパクトサイズで、収納時の厚さはわずか5mm! 固形燃料やアルコールストーブとも相性ぴったり。重量は226g。
SOTO(ソト)/ミニ焚き火台テトラ ST-941
「ミニ焚火台ヘキサST-942」をさらに小型にしたのがこちら。側面パネルが4枚で、展開すると幅88×奥行88×高さ79mmとなり、まさに手のひらサイズの超ココンパクト。がっつり調理をしたいソロキャンパーには向かないが、重量122g・収納時の厚みが4mmとコンパクト&軽さはピカイチ。
LOGOS(ロゴス)/ピラミッドグリル・コンパクト
10秒で組立可能な逆ピラミッド型の形が特徴の焚き火台。焼き網が付属しており、1〜2人ならBBQも楽しめる。便利な収納袋付き。
CAPTAIN STAG (キャプテンスタッグ)/カマドスマートグリル
リーズナブルなギアを多数展開するキャプテンスタッグから登場の人気のミニ焚火台で、B6、B5サイズを展開。炭受けの高さを3段階に調整可能で、茹でたり焼いたりなど、多様な状況に対応。サビに強いステンレス素材。
笑’s/コンパクト焚き火グリル B-6君
コンパクトなB6サイズのソロキャン用の焚火台。火を入れると側面に「笑’s」のロゴが浮かび上がるギミックも。500gと軽量で折り畳むと18mmになり、持ち運びにも便利なサイズ。グリルプレートやステンレスメッシュグリルなど、オプションパーツも用意されている。
笑’s/Mr.B-6 All Titanium Grill plate setⅡ
オールチタンで約300gの軽量焚き火台。ステンレス素材よりもサビに強く、軽いのが最大の特徴だ。チタンメッシュグリルプレートもセット。金属たわしで気兼ねなくガシガシ洗える。
UCO(ユーコ)/ミニフラットパックポータブルグリル&ファイヤーピット
人気の「フラットパック グリル&ファイヤーピット」のミニサイズ版。簡単な組立とコンパクト収納が魅力。メンテナンスがラクで堅牢なステンレス素材を使い、重量832g。焼き網、焼き網用ハンドル、収納ケース付属。
UNIFRAME(ユニフレーム)/ファイアスタンドⅡ
メッシュの網が特徴的な軽量コンパクトな2021年限定モデル。火が落ちない0.96mmの網目で特殊耐熱鋼メッシュが特徴。「巻いて」収納できるのもポイント。
UNIFRAME(ユニフレーム)/ファイアグリルsolo
同社人気の「ファイアグリル」をソロサイズにしたのがこれ。約900gと軽量ながら、焚き火、調理など使い勝手も申し分なし。収納ケース付き。
UNIFRAME(ユニフレーム)/薪グリルsolo
キャンプ飯にこだわりたいならこれ。ヘビーなダッチオーブンも置ける堅牢な焚火台。安定感のある五徳で料理作りも楽しめる一台だ。
UNIFRAME(ユニフレーム)/ネイチャーストーブ
落ち葉や小枝など、自然素材を使って焚き火の楽しさを味わえる一品。五徳付属で、小型のクッカーなら調理も可能だ。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)/フラット焚き火台S
ワンタッチで展開できる簡単設営が魅力。折り畳めば薄くなり、持ち運びも手軽。ソロキャンプ用のSサイズにのほか、M、Lを展開。
Belmont(ベルモント)/TABI
本体にチタン素材を採用し、約423gと軽量コンパクトな焚き火台。約237mm×360mm×170mmのサイズとシンプルな構造で、大きな薪も入る。焼き網付きで料理作りも可能だ。
Belmont(ベルモント)/焚火台TOKOBI
シンプルながらダッチオーブンもおけるタフな作り。火床の位置が調整できる柔軟さも合わせもつ。40cmの薪もそのまま置けるサイズ。
snow peak(スノーピーク)/焚火台
値段ははるが、耐久性に定評があるスノーピークのロングセラー製品。S、Mの2サイズ展開。炭火料理が楽しめるオプションパーツも豊富。
MONORAL(モノラル)/ワイヤフレーム
特殊耐熱クロスをフレームとワイヤーで吊り下げるタイプの特殊な火床形状が特徴的な焚き火台。手軽に持ち運べる折り畳み式で、五徳アタッチメントなどのオプションパーツで料理も可能。より耐久性に優れた交換用の火床「耐蝕性ステンレスメッシュ」も販売されている。
MONORAL(モノラル)/ワイヤフレーム ライト
同社ワイヤーフレームの重量、収納サイズを65%縮小したミニ軽量・ミニサイズ。オプションの五徳の取り付けができないため、とことん焚き火を楽しみたい人に。
DOD(ディーオーディー)/秘密のグリルちゃん
ポケットに入るコンパクトサイズで590gで軽量。本体を広げて網をセットするだけの手軽さはソロキャンプにぴったり。脚の構造をリニューアルし、より安定性が向上している。焼き網、収納袋付き。
VARGO(バーゴ)/チタニウム ヘキサゴンウッドストーブ
軽量なチタンギアを製造するバーゴ。このチタン製のウッドストーブは、約120gと軽いのはもちろん、さっと畳める手軽な形状と、効率の良い燃焼が魅力。軽量化を追求するミニマリストにも好評。展開サイズは、56(上部)×127(底部)×高さ101(mm)、重量116g。同製品のステンレスバージョンは、210g。
VARGO(バーゴ)/チタニウム ファイヤーボックスグリル
グリルとしてBBQも楽しめるチタン製の焚き火台。クッカーやプレートなども配置でき、ステンレス素材のものもある。チタン製は164g、ステンレス製は284g。
PRIMUS(プリムス) /カモト オープンファイアピット S
耐久性のあるステンレスと特殊なコーティングが施されたスチールを採用。フラットな収納で持ち運びも便利。焼き網付属。
MURACO(ムラコ)/SATELLITE FIRE BASE
こだわりの切削加工技術が生んだ高い携帯性と環境を選ばない安定感が特徴の焚き火台。直径わずか7cmに収納でき、重たい薪や強風にも耐えうる堅牢な一品。
solo stove(ソロストーブ)/ソロストーブ ライト
2重構造で高い燃焼効率が人気。小枝などの自然素材を使って簡単に焚き火が可能。同シリーズの中で最小サイズでソロキャンプにおすすめだ。一回り大きい「ソロストーブ タイタン」も人気。
ソロキャンプにぴったりのコンパクトな焚き火台でより快適なキャンプを!
焚き火台は、実用性やデザイン、燃焼効率、拡張性、携行性など、さまざまな種類がある。自分のスタイルに合った焚き火台を見つけて、より充実したソロキャンプを堪能してほしい。
▼1泊2日のソロキャンレポ! ソロ道具一式&過ごし方紹介