■黒部渓谷を進んだ奥に隠れる黒部の秘湯
(※その他の写真は【関連画像】を参照)
※この記事は2024年10月号に掲載されたものです。
黒部ダムへと観光客を運ぶトロッコ列車の黒部渓谷鉄道。宇奈月温泉から約30分、途中の黒薙駅にあるのが秘湯・黒薙(くろなぎ)温泉だ。
駅から黒部川の支流・黒薙川に沿って続く幅1mほどの遊歩道を20分ほど進むと見えてくる急階段。黒薙川の渓流のそばに下りると旅館に到着する。


渓谷の断崖に沿ってうねうねと続く道は本格的な山歩きといっていいが、観光客でも気軽に訪れることができる温泉だ。
旅館は明治時代に建てられたという素朴な日本家屋。川のせせらぎが間近に感じられる和室は急峻な道を歩いてきた身にどこか安心感をくれる。

温泉は建物からさらに黒薙川を上流へ100mほど進んだ所にある。大小の岩に囲まれた浴槽は、底に地元・黒部川の天然石を敷いた野趣あふれる風呂。川沿いに湯気が噴き出す源泉は98℃と高温なため加水をして40℃ほどに調整している。
この混浴大露天風呂・源泉「いずみ」は、28畳相当という広さで、秘湯にもかかわらず、10人ほどが入っても混雑を感じさせない。見上げれば黒部渓谷の緑が迫ってくるかのようだ。

■立山連峰

立山連峰へは美女平を経由するアルペンルートが主流だが、令和7年に欅平経由のキャニオンルートの開通が控えている。
黒薙温泉旅館
富山県黒部市宇奈月町黒薙
TEL/0765-62-1802
営業期間/5月~11月下旬
チェックイン・アウト/14:00・10:00
料金/1泊2食付1万2000円~
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編集部
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