43973外資系企業に強いおすすめの転職エージェント7選|失敗しない選び方を解説

外資系企業に強いおすすめの転職エージェント7選|失敗しない選び方を解説

男の隠れ家編集部
編集部
大企業のみならず、中小・ベンチャー企業も海外進出を推進している昨今。グローバルにビジネスを牽引できる人材への需要は急速に高まっている。現職の国際部門で活躍できればよいのだが、それらの部署・部門に突然抜擢されることは稀だ。そもそも海外ビジネスを展開していない企業に勤めている人も多いだろう。

そういった状況の中でグローバルなキャリア形成を構築していきたい人には、外資系企業への転職が選択肢として挙げられる。未経験から大手企業の国際部門に転職することはほぼ不可能だが、未経験で外資系企業に勤めることは十分に可能なのだ。

外資系企業への転職を決めたら、どういった転職サイト・転職支援サービスを利用するのが失敗のない転職活動に繋がるのだろうか。本稿では、外資系企業に未経験で転職を考えている人に向けて、特徴や必要な英語力など、詳しく解説していく。
目次

外資系転職に転職エージェントを利用する3つの理由

結論から述べると、外資系企業への転職には転職エージェントの利用が望ましい。転職エージェントとは、転職希望者一人ひとりに担当となるエージェントが着き、希望や職歴、キャリアプランに応じた求人を紹介してくれるサービスだ。

求人を紹介してくれるだけでなく、プロの視点でキャリア構築のアドバイスをしてくれる。また、応募書類の添削や面接の練習、面接の日程調整から給与交渉まで、転職活動をトータルでサポートしてくれるのだ。

基本的にすべてのサービスを無料で受けることができる。余談ではあるが、転職エージェントは転職が決まった際に企業側から紹介料を貰い受けている。求職者側からすると無料のサービスであるが、多額の紹介料が発生しているので、本気でサポートに取り組んでくれるのだ。

それでは改めて、外資系企業への転職活動ではなぜ転職エージェントを利用するべきなのかについて解説していこう。

1.非公開求人が充実している

転職エージェントを利用する最大のメリットがこの“非公開求人”だ。特に外資系企業では、日本進出にあたって非公開で採用活動を行っている事がほとんどである。つまり、転職エージェントを利用しなければ、良い求人と出会う確率がぐっと落ちてしまうのだ。

転職エージェント最大手のリクルートエージェントでは、10万件以上、約80%が非公開求人であると公表されている。つまり、転職エージェントを利用しないで見つけることができる求人は、たった20%に過ぎない。

日本にある外資系企業は、経済産業省が集計しているだけでも3,000社以上がある(※外資系企業動向調査より)。中には日本での知名度が低くいものの、国際的に有名で高待遇な優良求人も多数存在している。そうした企業の求人情報を手に入れるためには、転職エージェントを利用するのが望ましいのだ。

2.企業研究の深掘りができる

転職エージェントは、転職希望者側だけでなく企業側とも接点を持っている。そのため、求人票では分からない“社風”や“文化”を知り得ている。

特に、外資系企業ではサスティナブルに働いていくにあたり、この社風と呼ばれる不文律が非常に大切になる。社内の雰囲気や、昇給制度、さらには、どの程度リストラや減給が発生するのかなど、面接ではなかなか聞くことのできない内情まで代理で調査をしてくれるのだ。

企業によって特有の文化が色濃い外資系企業では、日系企業以上に企業研究が大切だ。「入社後に想定と違った」という事態を最大限なくすためには、転職エージェントを利用するのが良いだろう。

3.外資系企業に特化した対策が打てる

冒頭で紹介した通り、転職エージェントを利用するメリットとして応募書類の添削や面接の対策サポートがある。

特に外資系企業に特化している転職エージェントでは、英文のレジュメや英語(外国語)での面接アドバイスを受けることができる。外資系企業特有の面接ポイントや書類で行うべきアピールポイントなど、外資に特化した対策を打つことができるので、特に初めて外資系企業を検討している人にとっては有用なアドバイスが多い。

また、求人数や転職実績の多い転職エージェントでは過去の実績に基づいた提案を行ってくれるため、よりクリティカルな対策を講じることができるだろう。

失敗しない転職エージェントの選び方

厚生労働省によると、転職エージェントは大小合わせて1,000以上の事業所が存在している(※平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果より)。そんな中で自分にとって最適な転職エージェントを見つけるのは至難の業だ。

加えて、転職エージェントはマンツーマンの担当制なので、どれだけ事業所の評判が良くとも、担当に付いてくれたエージェントが新人などで勉強不足では目も当てられない。依頼するエージェントによっては転職の成功率だけでなく、年収やポジションも大きく変わってしまうのだ。

失敗しないエージェント選びにはちょっとしたコツが必要となる。次は「失敗しない転職エージェントの選び方」と題し、優れたエージェントを担当につけるまでのノウハウを紹介しよう。

1.複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントは掛け持ち前提で利用する

まず初めに、“複数の”転職エージェントに登録する。そもそも転職エージェントは担当制なので、複数のエージェントを利用するのは担当の相手に申し訳ないと考える人が少なくないようだが、全く問題は無い。

転職求人サイト大手の「リクナビNEXT」の調査によると、転職を成功させている人たちは平均で4社以上の転職エージェントを利用しているという結果が示されている。

転職者全体が2.1社なのに対して、転職決定者は4.2社。これは、転職者全体のちょうど倍の数値だ。この実績にならい、まずは4社以上の転職エージェントに登録するようにしよう。

無料のサービスなのでいくら登録してもよいが、あまりにも登録会社数が多くなってしまうと、やり取りや管理が煩雑になってしまい、かえって利便性を失ってしまう。一般的な人では、4〜5社が適切だろう。

大手エージェント+外資系企業特化エージェントに登録する

具体的に登録すべきエージェントは以下の2パターンだ。

・業界大手の転職エージェント(2〜3社程度)
・外資系企業特化型エージェント(2〜3社程度)

この2つの合計で、4〜5社になるのが適切だろう。

業界大手の転職エージェントは外資系企業専門の部署があることが多く、充実したサポートを受けることができる。また、大手企業だけが持っている独占案件にアプローチすることができるというメリットもある。

外資系企業専門のエージェントも、大手企業同様に専門知識が豊富で、その企業だけの独占求人を握っていることがある。また、ネイティブのコンサルタントが在籍しているなど、より特化したサポートを受けることができる。

このように、より多くの優良案件に触れるためには、まず2パターンの転職エージェントを利用するのが得策なのだ。なお、具体的なおすすめエージェント企業については後ほど紹介する。

2.付いてくれた担当者を比較する

転職エージェントに登録すると、まずは面談からスタートする。面談をしたエージェントが担当となり、転職活動をマンツーマンでサポートしてくれることになるのだ。

この面談ではキャリアプランの相談に始まり、今後の転職活動の方針や具体的な求人の内容などをすり合わせていく。面談とその後のメールのやり取りなどを踏まえ、エージェントの情報量やモチベーションを各社で比較していこう。

4社以上の転職エージェントに接していくと、持っている情報量が豊富な担当者や、自分の強みを引き出してヒアリングしてくれる担当者、さらには、思った通りの求人をズバリ提案してくれる担当者など、それぞれのスキルの違いが顕著に分かるだろう。

それらを比較検討し、この人と転職活動を進めていきたいという相手を選んでいくのが良いだろう。

3.一緒に転職活動を行う担当者を厳選する

最後に、特に一緒に転職活動を進めたいと感じた相手を2〜3人選び、その他の相手はサービスの停止を申し込む。サービスの停止は、「他のエージェントで転職が決まった」「現職でもう少し頑張ってみることにした」などと伝えれば問題は無い。エージェントは基本的に複数の転職希望者を担当として受け持っているので、強く引き止められることも無いだろう。

転職エージェントはそのシステム上、どうしてもエージェント個人個人のスキルに左右されてしまう。少しでも良い求人を見つけたい、また転職活動を円滑に進めたいのであれば、ここで説明した通り複数登録、比較、厳選、の流れをたどるのが良いだろう。

おすすめの転職エージェント7選

では最後に、実際におすすめする転職エージェントを紹介しよう。転職エージェントの選び方で解説した通り、「業界大手の転職エージェント」「外資系企業特化型エージェント」に分けて掲載する。それぞれから、2,3社申し込むイメージで読み進めてほしい。

1.業界大手の転職エージェント

リクルートエージェント

まず登録するべきなのが、求人数、エージェント在籍数、転職実績いずれも業界トップクラスの大規模転職エージェント。外資系企業の求人案件数が多いだけでなく、その企業の社風や離職率などの内部情報まで知ることができる。外資系企業専門のコンサルタントも在籍しており、英文のレジュメや英語での面接対策など、外資系企業に特化したサポートを受けることも可能だ。

また、リクルートはRGF(リクルート グローバル ファミリー)とよばれる海外人材事業も行っており、アジアを中心に海外向けの人材関連サービスを展開している。そのため、アジア圏の外資系企業情報は、特に豊富に取り揃えていると推測できる。

基本的にすべての人におすすめできる転職エージェントだが、アジア圏の外資系企業を検討している人は必ず登録しておくようにしよう。

リクルートエージェント

Spring転職エージェント(旧:Adeco(アデコ))

スイスに本社を持つアデコグループは、世界60カ国、5,000以上の拠点を持つ世界最大の人材紹介会社。そんなアデコグループの日本法人がSpring転職エージェントだ。世界中の拠点とネットワークをもち、外資系企業だけでなく、海外現地採用など数多くのグローバル求人を所有している。世界規模で最大手とはいえ、日本では名前を耳にすることが少ないエージェントかもしれない。しかし、日本国内でも30年以上実績を重ねている老舗エージェントなのだ。

業種ごとに専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、外資系というくくりだけでなく、さらに業種ごとに専門的なアドバイスを受けることができる。もちろん英文レジュメや面接対策も充実している。国内には150以上の拠点を持ち、都心以外の、地方の外資系企業の求人にも精通しているのが大きな強みのひとつだ。

Spring転職エージェント

DODAグローバル

転職サイト大手のDODAが運営している、外資系企業やグローバル企業に特化したエージェントサービスがDODAグローバル。キャリアの経歴によっては、同社が運営しているBRS(バイリンガル リクルートメント ソリューションズ)という人材紹介サービスに在籍するエージェントから直接連絡が来ることもある。

BRSはバイリンガル人材とグローバル企業を結びつけることを目的としており、同社の中でも国際性に特化した部門だ。金融関係やIT関連企業、そして各社マネージャー職まで、さまざまな専門分野にコネクションがあり、既にある程度のキャリアがある人にとっては、より高いポジションでの転職が望める。

バイリンガルやマルチリンガルなど語学力に自信がある人は、DODAグローバルを利用することでより付加価値を感じられる企業への転職が期待できる。

DODAグローバル

2.外資系企業特化型エージェント

JACリクルートメント

出典:JAC Recruitment

外資系企業の中でも、ハイキャリアな転職を強みにしているのがJACリクルートメント。ロンドンを発祥とするエージェント会社だが、日本でも25年以上の実績を有している。外資系企業への転職実績は国内でも指折り。外資系企業の独占案件も国内エージェント最大規模を誇る。

外資系企業を専門としたコンサルタントが在籍しているのはもちろんのこと、中にはネイティブのコンサルタントも在籍している。レジュメの添削や、面接のフィードバックをネイティブの視点で受けられるのは大きな強みだ。

連絡への返信が速いことを始め、顧客満足度が高いのもJACエージェントの特徴である。オリコンが発表している「転職エージェント 担当者の対応のランキング」で、堂々の1位を獲得している(※2018年4月時点)。外資系を志望するのであれば、リクルートエージェント同様に、迷わず登録したいエージェントだ。

JAC Recruitment

外資転職.com

そんなJACリクルートメントが運営する外資系企業専門の転職エージェントが外資転職.comだ(※JACリクルートメントは一般企業の取り扱いもあり)。転職エージェントサービスの他に、自分で求人を探す転職サイトとしての側面も持つ。4,000件を超える外資系の求人があるので、まずはどういった求人があるのかの品定めをするために登録をするのも良いだろう。

また、エージェントサービスの利用も、「今すぐ転職をしたい場合」と「とりあえずキャリアの相談をしたい場合」で、優先度を選ぶことができる。外資系企業専門の転職エージェントサービスだが、中には英語力を問わない案件もあるそうだ。JACと比べるとハイキャリアやエグゼクティブといった層の転職には合わないかもしれないが、初めての転職ならばこちらを利用してみよう。

外資転職.com

アージスジャパン

幅広い求人案件を持つのがアージスジャパンだ。20代の若い転職希望者から、ハイキャリアのエグゼクティブ層まで。それぞれのグローバル求人を保有している。丁寧なキャリアカウンセリングに定評があり、その場限りの求人紹介ではなく、5年、10年先のキャリアプランに応じた求人を紹介してくれる。転職希望者と企業側のミスマッチをなくすために、間違いのない正確な情報提供を心がけているとのことだ。

また、大手企業では転職希望者の担当エージェントと、企業側と連携を取るエージェントは別々であることが多いが、アージスジャパンは「両面型」とよばれる、どちらも一人のエージェントが行うスタイルを取っている。このことにより、転職者、また企業側の希望やイメージを齟齬なく伝えることができ、転職後の定着率向上に寄与することが可能になるのだ。

長いスパンでのキャリアカウンセリングを希望し、より失敗のない転職活動を目的としている人はアージスジャパンを利用しよう。

アージスジャパン

ロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズは、1985年にイギリスはロンドンで設立された人材紹介会社だ。日本では2000年に東京オフィスが設立されている。エージェントは紹介先企業の人事担当者や、配属される部署のマネージャー陣とのコネクションを持っている。つまり、求めているスキルや社風などの情報を、より正確に知ることができるのだ。企業の社風や業界の動向に応じた面接対策ができるため、最小限のコストで最大限の効果をあげることができる。

また、人事担当者と直接つながりがあることで、エージェントは書類選考や面接以外でも転職希望者のことを推薦してくれる。特に面接が苦手な人にとって、この後押しは大きな強みになるだろう。ハイキャリアな求人案件を豊富に取り扱っているので、英語力にある程度自信があり、あと一歩のところをサポートしてもらいたいという人におすすめできるエージェントだ。

ロバート・ウォルターズ

外資系企業の特徴

外資系企業の大きな特徴は、仕事とプライベートがきっぱりと分かれている点だ。日本企業では休日に社員同士で集まり親睦を深める文化や、部活動、社員旅行などを催しているところもあるが、外資系企業では休日の集まりはほとんどなく、勤務時間のパフォーマンスで還元していくスタンスが基本である。

また、終身雇用の文化が根付いておらず、在職期間にいかにパフォーマンスを出し切れるかどうかがカギ。企業が社員を育てていくという日本企業の風土とは異なり、自ら進んでアクションを起こすことや、同僚や上司への積極的なアプローチも重要になる。

そのため、スピード感を持って業務に取り組めるほか、給与水準が高く、かつ出世スピードも速い。しかし、裏を返せば結果次第では減俸も十分あり得るし、進退に関する人事権は直属の上司が握っていることも頭に入れておかねばならない。外資系企業への転職を検討する際には、これらの特徴やメリット・デメリットを改めて理解しておくことが重要だ。

以下の記事では、外資系企業の特徴をより詳しく解説している。ぜひ参考にしてほしい。

英語力を鍛えるオンライン英会話

外資系企業だからといって必ず英語力が求められるわけではなく、また求められる場合も企業や部署によって必要レベルは大きく異なる。志望する企業はどの程度求められているのか、企業研究をしっかり行うことが重要である。

しかし、中には自分の英語力に不安がある人もいるだろう。英語学習におすすめなのが、自宅や職場、外出先など場所や時間を問わず、自分の生活リズムに合わせて取り組めるオンライン英会話だ。

オンライン英会話は無料体験レッスンを用意しているサービスも多く、「レッスンのイメージが付かない」「自分に合うかどうか不安」という人は、まず無料体験レッスンを受けてみるのもいいだろう。その際、自分に必要な英語レベルがどの程度かを明確にしておくと、より自分に合ったサービスを選択できる。

以下の記事では、おすすめのオンライン英会話サービスや各サービスの特徴を詳しく解説している。また、実際に無料体験レッスンを受けたレポートも紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

転職エージェントを利用する理由、転職エージェントの選び方、そしておすすめの転職エージェントまで。外資系企業への転職にまつわるエージェント情報を、まとめて紹介した。

ただでさえ失敗が許されない転職活動だが、外資系企業への転職となると、日系企業と比べて失敗の可能性が高い側面もある。それは外資系企業特有の風土であったり、文化などに寄るところが少なからずあるだろう。転職エージェントを利用することで、こういった疑問が解決し、本質的な転職成功に大きく前進する。これは、一人の転職活動ではなかなか解決しづらいポイントだ。

日系企業への転職活動でも利用を推奨している転職エージェントだが、外資系企業を検討している人は、情報収集のためにも必ず登録してもらいたい。

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