43955外資系企業に未経験で転職する方法とは?メリット・デメリットやおすすめの転職サイト・エージェントを解説

外資系企業に未経験で転職する方法とは?メリット・デメリットやおすすめの転職サイト・エージェントを解説

編集部
あなたは外資系企業にどういったイメージを持っているだろうか?

高価なスーツを着こなし、六本木・西麻布・青山近辺に家を借り、高級車を乗り回す……。これらのイメージは、いずれも外資系企業の高年収に起因している。確かに外資系企業と日系企業のあいだには、たとえ同じ業界の同じ業務内容だとしても年収差が発生するという事態が起きている。

外資系企業の年収が高い理由には、業績がダイレクトに反映される方針や、グローバル展開による高収益化などさまざまな要因があり、一概に理由を説明することは困難だ。いずれにせよ、年収が高い傾向にあることは概ね間違いなく、外資系企業への転職はキャリアプランニングにおいても重要なポイントとなる。

年収アップだけでなく、キャリア設計も踏まえた外資系企業への転職を目的とし、外資系の特徴から実際に転職活動をする際に利用したい転職サービスまでを紹介しよう。
目次

外資系企業の特徴4

外資系企業についてなんとなく程度のイメージを持っている人は多いだろう、しかし企業の実情について詳しく精通している人は少ないのではないだろうか。まずは、外資系企業の特徴や傾向を紹介しよう。

特徴1.公私(仕事とプライベート)は完全に分かれている

顕著に風土の違いが出るのは、公私がきっぱりと別れている点だ。

日本企業では、休日にも社員同士で親睦を深める文化がある。親睦会や交流会。企業によっては部活動や社員旅行などを催しているところも少なくない。しかし、外資系企業は休日に会社としての集まりがあることはごく稀だ。公私をしっかりと分け、勤務時間のパフォーマンスに還元していく考えが強い。

交流の多かった日本企業からの転職を検討している人は、どこか寂しいような印象を持つかもしれないが、文化の違いと割り切るのが良いだろう。

特徴2.個人の裁量やパフォーマンスが尊重される

外資系企業には、終身雇用の文化が根づいていないことがほとんどだ。そのため、短い期間で転職を重ねてキャリアアップしていくことは珍しくなく、在籍している期間でいかにパフォーマンを出し切れるかが問われている。

年功序列で役職や給与が上がることがない反面、与えられる裁量が大きく、結果を出していれば働き方に寛容である企業も少なくない。個人の実力や、成果に対する評価がより直結しているのも、外資系企業の特徴と言える。

特徴3.進んでアクションを起こさなければならない

先ほども触れたが、外資系企業は転職ありきでキャリアアップを行っていく風土があり、企業が社員を育てていくという考えが日本よりもやや希薄だ。そのため、スキルアップはもちろんのこと、業務に関して不明な点があれば積極性を持って上司や同僚にアプローチをしなければならない。

積極性が求められる極端な例をいえば、会議で一言も意見をしなければ次の会議に呼ばれない可能性もあるほどだ。積極的なアクションを起こさなければ、その場に不要だと考えられてしまう。日本企業よりもずっと成果主義なので、行動とそれに伴うアピールができる人材でないと外資系企業でパフォーマンスを出し続けるのは難しいかもしれない。

特徴4.さらに次の企業を見据えた転職が求められる

外資系企業は転職が前提となっているため、その企業でどのようにキャリアアップしていくかということよりも、“その企業をステップとしてどのようなキャリア構築をしていくか”を中長期的に考えていく必要がある。つまり、従来の日系企業とはやや異なるキャリア設計を、入社時に予め引いておく必要があるのだ。

この企業で何年間勤め、スキルを得て、あるいはお金を稼ぎ、次の企業に転職するステップとする。こういったキャリア構築を自分で描けない人にとっては、外資系企業への転職は時にマイナスとなることもあるので注意が必要だ。

外資系企業に勤める3つのメリット

特徴を鑑みると、個人主義であると同時にややシビアな印象を受ける外資系企業。日系企業とは異なる特徴があることで、外資系企業特有の強みや弱みが生じる。続いては、外資系企業に勤めるメリットとデメリットについて取り上げていく。

1.給与水準が高く、出世スピードが速い

同じ業種、同じ業務内容だとしても給与が高い傾向にある外資系企業。終身雇用ではないため、退職金などの福利厚生があらかじめ含まれている場合もあるが、業績や個人の売上に応じてさらに高収入が望める点は大きなメリットだ。

個人個人に目標としている売上が数値として通達されている事が多く、明確な目標を追いかけて仕事に邁進することができる。目標への達成額に応じてインセンティブを支払う企業もある。

また、実績次第では年功序列を覆して管理職に登用されることも決して珍しくない。あくまでも実力社会なので、自分のスキルやパフォーマンスに自信がある人にとっては収入に直結する環境が整っているといえるだろう。

2.スピード感をもって業務を行うことができる

日本の大企業にありがちな稟議書による書類確認や、遠回しな連絡の伝言ゲームのような無駄は最大限排されている会社が多いのも外資系企業の特徴だ。上司の裁量が大きく、それぞれの部下は上司に確認を取ることでスピード感のある仕事を行うことができる。

このような意思決定の速さは日本のベンチャー企業にも見られるが、大企業などで仕事の進みの遅さを実感していた人にとっては大きなメリットのひとつであると考えられる。

3.個人の専門性を高めやすい環境にある

個人個人の役割が明確で、担当領域を越えた業務を行うことがない(珍しい)のも外資系企業のメリットだ。自分の専門性を高め、担当業務の範囲内で効率やパフォーマンスを最大化していくことができる。

役割が明確というのは、言い換えると責任の所在が明確であることにも繋がる。どこまでも自分の成果を追求していく姿勢が求められるのだ。

外資系企業に勤める3つのデメリット

1.結果次第では減俸が十分にありえる

給与水準が高く出世スピードも早いというメリットは、結果が出ない場合に厳しい措置が取られることと表裏一体である。企業によってその度合いはさまざまであるが、欧米の企業では「明日から来なくていいよ」という指示が珍しくないようだ。

日本にある外資系企業はそこまで唐突な進退の判断が下ることはレアケースであるが、結果に応じて減給があったり、賞与がカットされることは十分に考えられるだろう。

2.進退に関する人事権を直属の上司が握っている

人事権を直属の上司が握っているケースが多いのも、外資系企業の特徴であり、ときにデメリットともなる。出世から減給まで、上司に一任されていることもあるからだ。上司と円滑に関係構築をすることができれば出世や昇給に大きく前進するが、反対に関係を築けなかった場合は悲惨で、いくら仕事で成果を出しても出世に結びつかないというケースも考えられる。

とはいえ、流動性の高い外資系企業は人事異動も高い頻度で行われる。たとえ上司に取り入ることができなくとも、我慢して在籍することで活路が開かれることは十分にありえる。

3.本国(本社)の方針に従わなければならない

外資系企業の経営判断は、本国のトップが握っていることがほとんどだ。極端な話、日本から撤退するという判断がなされれば、日本支社で働いているスタッフが全員解雇されることがないとも言い切れない。

そこまで極端でなくとも、たとえ日本での業績が良くとも、本国の業績が悪ければ人員削減を実施するかもしれない。それは、いくら日本で成果を上げていたとしてもコントロールできないことなのだ。

また、本国のスタッフと業務を行う際には、時差という問題も発生する。ビデオ会議などを行う際は、向こうの時差に合わせて通常の勤務時間を越えた時間帯での対応が必要になることもある。

このことから、転職を検討する際には本国(本社)の影響力まで調べられるとベストだろう。

外資系企業に転職して成功する人の特徴3

特徴、そしてメリット・デメリットをふまえ、どういった人が外資系企業で活躍できる傾向にあるのかについて考えていきたい。一例として、以下のような特性を持つ人は、外資系企業で活躍しやすいと考えられる。

1.外資系企業の文化の違いに順応できる

ここまで紹介してきた通り、外資系企業には特有の文化や風土の違いがある。日本企業で当たり前だったことが通用せず、例えば発言をしない会議から外されてしまうなど、時にネガティブな状況に陥ってしまうこともあるだろう。

ここで「外資系企業だから」と割り切れる人は資質があるといえる。これまでの経験や常識を一旦白紙に戻し、新たに文化をインストールできる人は外資系企業で活躍していける可能性が高いだろう。

もちろん、日本企業で培ったスキルや処世術のすべてが通用しないわけではない。業務やコミュニケーションを通して、必要なスキルと不必要なスキルを常に最適化していくことが求められるのだ。

2.プラス思考でメンタルの強い人

業績や個人の実績・結果によって給与や賞与が上下し、キャリアプランのなかでのひとつの期間と割り切って働くことが求められる外資系企業。

少なからず、将来の不安とは隣り合わせでの勤務となるだろう。そこで悲観せず、仮に解雇されたとしても生きていけるというような、ある種図太いメンタルが求められる。うまくいかない時もそれを受け入れることができるメンタルと、次の仕事に成功するというビジョンを描くことができるプラス思考が大切だ。

また、仮に解雇になったとしても生きていけるようにパラレルワークを行うこともひとつの方法だ。別の収入源があるという安心感は、本業(ここでは外資系企業)のパフォーマンスに繋げられる。

3.ちょっと大げさでも人付き合いが得意

デメリットで紹介したが、上司との関係構築は出世や評価に直結するケースがある。逆に言えば、上司との関係が円滑であれば、出世への近道であるとも言える。少々大げさでも上司に取り入り、自身の評価を上げていける人は外資系企業で立場を盤石にするスキルを持っているといえるだろう。

相手が何をされると喜ぶかというコミュニケーションの本質を捉えて行動できる人は、外資系企業ならではの出世のチャンスが広がっているとも言える。

外資系企業への転職におすすめの転職サイト・エージェント

実際に外資系企業への転職を検討する場合は、どのような転職サイト・転職エージェントを利用するのが良いだろうか。以下では、外資系に特化した転職関連サービスを紹介する。

転職サイト(求人掲載サイト)タイプ

条件にマッチした求人を自分で探し、応募までを行うスタイルの転職サイト。特に外資系企業への転職に強いサービスを紹介しよう。

1.マイナビ転職グローバル

転職業界大手のマイナビグループが運営する「マイナビ転職グローバル」は、外資系の転職だけでなく海外勤務の求人や、外国語を使う求人まで、グローバルでの転職活動をトータルで支援している転職サイトだ。

求人の検索も明確で、「(希望の)海外勤務地」や「活かせる言語」など、自分のスキルやキャリアプランに応じた選択ができるように設計されている。

各求人は「勤務地」「職種」「キーワード」でクロス検索することができ、目的の求人まで最短でたどり着けるのが特徴だ。

マイナビ転職グローバル

2.キャリアクロス

登録ユーザーの8割以上がビジネスレベル以上の英語力を保持しており、企業側からの評価が高いとされている転職サイトがキャリアクロスだ。掲載されている求人も9割以上が一定の英語力を求められる案件ばかり。特に英語を活用したキャリアプランを構築したい人には、ぜひ利用してほしい。

サイト内には転職支援コンテンツも充実しており、初めて外資系企業に転職する人にとっても利用価値が高いサイトだ。

キャリアクロス

転職エージェントタイプ

転職エージェントとは、転職者それぞれに担当者である転職エージェントが着き、転職活動をトータルでサポートしてくれるサービスだ。

求職者と企業の間に入ることで、両者にとってよりミスマッチのない求人を紹介することが期待できる。また、書類の応募や面接の日程調整、さらには年収の交渉までの転職でやらなければならないことを全般的に代行してくれるので、外資という慣れない環境に転職する人にはぜひ利用を推奨したいサービスだ。

続いては、外資系企業に強い転職エージェントを紹介する。

1.DODAグローバル

大手エージェントサービスのDODAが運営しているDODAグローバル。外資系企業への転職だけでなく、英語を活かせる仕事や海外勤務(海外出張)まで、幅広い企業情報を提供している。

バイリンガル専門のコンサルタントが在籍しており、外資系企業特有の選考ポイントや、応募書類での効果的なアピール方法など、外資への転職活動をサポートしてくれるのが大きな強みだ。

同サイトが提供している「英語力を活かせる全18職種」では、実際に掲載された求人情報をもとに、具体的な仕事内容や、求められるTOEICの点数、語学レベルなどを掲載している。

今まで検討してこなかった業界にも目を向けるきっかけとなるかもしれない。

DODAグローバル

2.JACリクルートメント

外資系、かつエグゼクティブ・管理職・スペシャリストなどのいわゆるハイクラス層の求人に強いのがJACリクルートメントだ。利用者の70%以上が35歳を超えており、高いポジションでの転職を望まれる層に支持されているサイトでもある。

JACリクルートメントは企業と直接やり取りをしているエージェントが転職者とも連絡をとりあうため、より齟齬のない情報伝達が可能なことも強みのひとつ。年収1,000万円以上の求人も多く、外資系企業への転職を狙うエグゼクティブ層の人は特に利用してほしいサービスだ。

JAC Recruitment

外資系企業で必要な英語力とは

最後に、外資系企業で求められる英語力について紹介する。まず知っておきたいのは、かならずしもすべての外資系企業でネイティブレベルの英語力を求められるわけではないということだ。

企業単位でなく部署単位でも英語の必要レベルは異なる。極端な例では外資系企業だとしても、食品メーカーの工場に配属された場合はそもそも会話自体が求められないケースもありえるのだ。

求められる英語力にはいくつかのパターンがあるので、志望する際にはどの程度の英語力が必要とされるかも判断基準とし企業研究を行おう。転職エージェントを利用している場合は、担当のエージェントに相談するのが得策だ。

TOEICの必要点数

「TOEIC」と呼ばれる国際コミュニケーション英語能力テストでは、どれくらいの点数を取れば、外資系企業で働いていけると推測できるだろうか。

出典:TOEIC公式サイトより

TOEIC公式サイトに掲載されている、「上場企業における英語活用実態調査」を参照すると、上場企業の国際部門の社員が期待される点数は660〜840点とのことだ。また、コミュニケーションのレベル感を見ると730点以上を獲得できれば、業務上を含めコミュニケーションができる素地を備えているとされている。

外資系企業転職のためにTOEICを受験する人は、730点をひとつの目安に取り組んでみるのがよいだろう。

英語力アップにおすすめのオンライン英会話

外資系企業への転職を考えるにあたり、英語力に不安のある人や今よりもっと伸ばしたいという人も多いだろう。現在注目されているオンライン英会話は、自宅や会社、外出先など場所を問わず、かつ早朝から深夜まで自分の生活リズムに合わせて学習できるのが魅力のサービスだ。

無料体験レッスンを用意しているサービスも多く、「まずは体験してみたい」「どんなレッスンが行われているのか知りたい」という人も安心。なぜ英会話を勉強したいのか、ビジネス英語をマスターしたいのか、英語試験対策をしたいのかなど目的を明確にすることで、より自分に合ったサービスに出会えるだろう。

レッスンをしっかり取り組むことはもちろん、使用する教材の予習&レッスン後の復習、講師からのフィードバックの確認など、インプットを欠かさないことが上達の秘訣だ。フリートークレッスンやカウンセリング、レベルチェックを利用して、モチベーションをキープすることも効率アップにとって重要なポイントである。

以下の記事では、おすすめのオンライン英会話や各サービスの特徴を詳しく解説・比較している。ぜひ参考にしてほしい。

職歴の価値を左右するのは自分自身

短期的に高額の報酬を獲得するチャンスを得られる外資系企業だが、じつはその先のキャリアプランも広げることができる。

大手企業のみならず、中小企業もグローバル展開を推進し、海外ビジネスをリードできる人材への需要が急速に高まっている昨今。外資系企業でのキャリア価値はより高まっている。海外ビジネスへ進出する架け橋として、外資系企業での職務経験は日系企業ではなかなか付加できない強みとなるだろう。

メリットとデメリットがはっきりしている外資系企業だが、キャリアを自身で形成していける人にとっては、十分考えられる選択肢なのだ。

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