69206無料プログラミングスクールおすすめ4選|なぜ無料?仕組み解説

無料プログラミングスクールおすすめ4選|なぜ無料?仕組み解説

男の隠れ家編集部
編集部
「IT業界に転職したい・就職したい」と考えた場合、特に業界未経験であれば業界に関する勉強はもちろん、プログラミングスキルを身に付けなければならない。短期間でスキルを身に付けようと思えば、独学よりもプロに学ぶ方が確実であるが、プログラミングスクールに通うとなると月謝制の場合は月2万程度、コース制の場合は約4ヶ月で30~40万と高額な受講料がかかるため、「自分には無理だ」と諦めてしまう人もいるかもしれない。

そんな人にひとつの手段として提案したいのが、無料のプログラミングスクールだ。「高額な費用がかかるはずのプログラミングスクールが無料で学べるわけがない」と怪しむ人もいるだろうが、無料のプログラミングスクールの多くは人材紹介会社と提携しており、スキルを身に付けた卒業生を企業に紹介し、その紹介料で運営するという、ある意味win-winな仕組みで成り立っているのである。

ただし、無料のプログラミングスクールはメリットだけではなく、無料ゆえのデメリットもあるので、事前に必ず確認しておきたい。今回は、無料のプログラミングスクールの仕組みやメリット・デメリットを解説しよう。
目次

定額制で通い放題&学び放題!

テックジムは、東京・永田町の本校を中心に、全国展開するプログラミング教室。都内の校舎は永田町・渋谷・八王子の3校で、夜は22時までと仕事帰りにも立ち寄りやすいのが魅力だ。

初心者が学びやすいように、基礎知識がなくてもプログラミングに専念できるような特別なカリキュラムを採用。費用は月額22,000円の定額制で、通い放題&自由にコース変更できる点も高ポイント。イベントやセミナーも多数開催しており、必要に応じて自由に参加できる。

まずは無料カウンセリングで、学習に関する悩みを相談してみては。

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なぜ無料で学べるプログラミングスクールがあるのか

人材紹介会社と提携している

無料で学べるプログラミングスクールの多くは、人材紹介会社と提携している、もしくは人材紹介会社が経営している。スクールは、プログラミングの知識やスキルを受講者に教育。そして卒業生を企業に紹介することで、企業から「紹介料」を得て運営しているのである。つまり、本来受講者が支払う授業料を、企業の紹介料で賄っている、ということだ。

エンジニア業界は長年人材不足と言われており、常に優秀な人材を求めている。人材不足ではあるものの、企業も未経験者を採用し、一から教育するのは、時間もコストも相当かかるため、あまり現実的ではない。スクールと提携するのであれば、紹介料というコストはかかるものの、教育はスクールに任せられるため、企業としてもメリットがあるといえる。

「転職保証コース」を設けている

また、通常のプログラミングスクールでも、転職を前提とした「転職保証コース」では、「転職できなかった場合、授業料を全額返金」とスクール側があらかじめ条件を設けているケースもある。この場合は、「転職できなかった(内定がもらえなかった)」などの条件付きにはなるが、転職を見据えている人にとってはかなり心強い仕組みといえるだろう。

無料のプログラミングスクールで学ぶメリット

お金をかけずに受講できる

最も大きなメリットは、やはり費用が無料であること。通常、プログラミングスクールで学ぶ場合、スクールの料金形態にもよるが、月に10万程度の費用がかかる。費用面で悩むことなく、学習に集中できるのだ。

短期間で効率よくビジネスレベルのスキルを身に付けられる

無料のプログラミングスクールは、受講生が企業に就職・転職できなければ紹介料を得ることができないため、未経験でもビジネスレベルのスキルを身に付けられるようなカリキュラムを用意している。また、教養ではなく、あくまでも就職・転職が前提のため、短期間で効率よく学習できるのも大きなメリットといえるだろう。

無料で就職支援・サポートを受けられる

人材紹介は無料のプログラミングスクールにおいてかなり重要なため、授業と同じくらい力を入れている。そのため、企業の紹介や面接対策などサポートも充実。受講生一人ひとりの現在の能力や潜在能力をカウンセリングの中でプロが見極めてくれるので、自分が狙えるレベルの企業が明確に分かり、自分一人で行うより転職・就職が成功しやすいのも高ポイントだ。

無料のプログラミングスクールで学ぶデメリット

「無料だし転職しやすいし、無料のプログラミングスクールは良いことばかり」と思うかもしれないが、無料のプログラミングスクールならではのデメリットも存在する。メリットもデメリットも理解した上で、利用するかどうかを検討しよう。

学ぶ言語が限られている・選べない

まず1点目は、学べる言語が限られていること。無料のプログラミングスクールでは、現在の業界で必要な言語や重宝されている言語を扱っているところがほとんど。そのため、もし学習したい言語があったとしても、別の言語を勧められる可能性が高い。「特にこの言語が学びたい」と考えている人にとっては、デメリットといえるだろう。

希望しない企業を勧められることがある

2点目は、転職活動においてのデメリット。たとえば、「A社の選考を受けたい」と思っても、能力などから「B社にした方が……」と別の企業を勧められることもある。もちろん、受講者の能力を考えてのことではあるが、結果として、希望しない企業の選考を受け、そのまま就職……という可能性もあるので、こういった場合の対応についても事前に確認しておくといいだろう。

転職に成功しないと料金が発生する場合も

通常のプログラミングスクールの「転職保証コース」では、「転職できなければ全額返金」と定めているケースが多いが、紹介料で運営しているプログラミングスクールの場合、「転職できなければ授業料として○○円が必要」というところもある。失敗することを考えて学習を始める必要はないが、受講前に必ず確認しておきたいポイントのひとつだ。

無料で学べるプログラミングスクールおすすめ4選

ギークジョブ|スピード転職コース

最短就職22日、転職成功率97.8%の実績を持つ、ギークジョブの「スピード転職コース」。受講者や企業の声、時代の流れを考え、カリキュラムを随時アップデート。そのため、今需要のある言語や内容を学習できるのが特徴だ。また、カリキュラムは未経験者にも優しい設計になっており、「難しすぎる」と途中で挫折することなく、学習を継続できる。

授業は、現役プログラマーや現役インフラエンジニアによる個別指導。質問もし放題で、疑問を放置することなく、リアルタイムで解決できる。また、授業はオンラインで行われるため、PCとインターネット環境さえあれば、時間や場所を問わず学習できるのもメリットといえるだろう。

授業だけでなく、無料カウンセリングから転職成功まですべてオンライン対応なのもギークジョブの特徴。地方在住でも問題なく利用できる。転職支援では、各種書類の添削や面接対策なども学習と並行して実施。プログラミングスキルだけでなく、選考に通過するためのスキルも身に付けられる。

対象年齢20代
学べる言語JAVA、HTML、Ruby、CSS、SQL、Linux
無料になる条件選考通過
受講期間約90日(プログラミング経験・経歴によって調整可能)
受講形式オンライン
リンク公式サイト

ITCE Online Academy|ITエンジニアコース

出典:ITCE Online Academy

未経験ITエンジニアに特化した「ITCE Online Academy」。「ITとは?」というレベルの基礎知識からスタートできるので、これまでプログラミングに触れたことがない初心者でも臆せず学習に臨めるだろう。

カリキュラムは、実務経験20年以上のベテラン講師が監修。現場で活かせる技術や経験者ならではのノウハウを盛り込んだ内容になっており、オンラインで学習を進めていく。また、学習と並行して、元IT人事の専任キャリアアドバイザーによる企業の選定や書類対策、面接対策など内定獲得のための就職サポートを受けられる。

受講は最長3ヶ月の短期集中だが、現職を続けながらでも受講可能。また、期間内に内定を獲得出来なかった場合でも、獲得できるまで半永久的にサポートを受けられる点も高ポイントだ。

対象年齢20歳〜30歳
※31歳以上の場合は要相談
学べる言語
無料になる条件紹介した企業と雇用契約して、紹介料が支払われた場合
※違約金制度あり(カウンセリングで説明)
受講期間最長3ヶ月
受講形式オンライン
リンク公式サイト

テックキャンプ|エンジニア転職コース

未経験から10週間でITエンジニアを目指す、テックキャンプの「エンジニア転職コース」。カリキュラムは、Ruby言語の開発者・まつもとゆきひろ氏が日本で唯一監修したもの。初心者にも分かりやすいことを重視したオリジナル教材を用いて、現場で通用するスキルを身に付けていく。

学習期間中には、ゼロからオリジナルアプリの開発を実施。開発経験を積めるのはもちろん、転職・就職時のポートフォリオとしても使用できるのがポイントだ。また、学習中は講師に質問し放題なほか、専属ライフコーチによる学習進捗管理、専属キャリアアドバイザーによる転職サポートなど、充実した「挫折させない」サポートを受けられる。

本コースは、学習後に転職活動をし、内定が出なかった場合受講料を全額返金する「転職返金保証制度」を設けている。即ち、完全無料のプログラミングスクールとは違い受講料は必要になるが、厚生労働省が指定する「専門実践教育訓練給付制度」対象のため、条件を見たせば、支払った受講料の最大70%が給付金として支給されるので、この制度を活用するのもひとつの手だ。

対象年齢40歳未満
※30歳以上の場合、就労支援を受ける場合は条件あり
学べる言語HTML、CSS、JavaScript、Ruby on Rails、AWSなど
無料になる条件受講後に転職活動を行い、内定が獲得出来なかった場合
受講期間短期集中スタイル…10週間、夜間休日スタイル…6ヶ月
※転職活動期間は含まない
受講形式オンライン
リンク公式サイト

侍エンジニア|転職保証コース

転職成功率99%を誇る、侍エンジニアの「転職保証コース」。人材が不足しているAWS(Amazonが提供するITインフラサービス)スキルに特化した業界初のカリキュラムを使用し、実務経験3年以上のプロ講師の指導のもと、マンツーマンで学習していく。

学習中に分からない箇所が出てきた場合、チャットや24時間使用可能なQ&A掲示板で質問。転職サポートでは、大手人材企業でIT業界専門のエージェント経験者・IT企業の人事経験者など、業界に精通したプロのキャリアアドバイザーによる、職務経歴書の書き方から面接対策まで、細やかなアドバイスを受けられる。

本コースは「転職返金保証制度」を設けており、無料になるのは転職活動をした結果、内定が出なかった場合のみ。通常は月約20,000~30,000円ほどの受講料がかかるが、転職成功率を考えれば有効であるといえるだろう。

対象年齢20歳以上31歳以下
学べる言語AWS
無料になる条件受講後に転職活動を行い、内定が獲得出来なかった場合
受講期間16週間・24週間
受講形式オンライン
リンク公式サイト

受講料が最大70%オフになる給付金制度

「安く学べるのは嬉しいけれど無料のスクールは不安」「そもそも条件に当てはまるか分からない」など、無料のプログラミングスクールに対して悩みや疑問・不安を感じている人は、「テックアカデミー」など一部のスクールが設けている給付金制度対象の講座を受講するのもおすすめ。

給付金制度は、経済産業省による「第四次産業革命スキル習得講座」と厚生労働省による「教育訓練給付制度」の2種類があり、特定の条件を満たすことで受講料の最大70%まで支援が受けられる仕組みだ。

受給の対象条件などは自身で地元のハローワークに訪れて確認する必要があり、かつ対象だった場合も受講開始1ヶ月前に申請をしなければならないなど、受給前にいくつかの手順を踏まなければならないが、高額な受講料が実質最大70%オフになるのは有難いはず。まずは各スクールの対象講座を確認し、自分が受給対象条件に当てはまるのか調べることから始めよう。

▼あわせて読みたい

なぜ無料のプログラミングスクールがあるのか?
無料で学べるプログラミングスクールの多くは人材派遣会社と提携、もしくは人材派遣会社が運営しており、プログラミングスキルを身に付けた卒業生を企業に紹介し、その紹介料で運営している。

企業側としても、未経験者がスキルを浅い人材を一から育てるより、紹介料を支払ってでもスクールと提携するほうがコストや時間を抑えられるということだ。

また、通常のプログラミングスクールの中にも、「転職できなければ受講料を全額返金」という「転職保証」を設けているコースがある。「転職できなかった(内定がもらえなかった)」などの条件付きではあるが、転職を見据えてプログラミングを学びたい人には有難い制度であることには違いない。

→転職向けプログラミングスクールおすすめ比較
プログラミングでできることは?
プログラミングスキルを習得してできることは以下の通り。

・Webサイト制作
・アプリ開発
・ゲーム制作
・システム開発
・ロボット開発
・電子機器開発
・AI開発

この中でも初心者が比較的取り組みやすく、かつ業界の需要が高いのは「Webサイト制作」だ。Webサイトは、サイトの構造を作る「HTML」とデザインを作る「CSS」を利用しており、まずはこれらのプログラミング言語を学ぶのがおすすめだ。さらに、「JavaScript」などのプログラミング言語を習得すれば、サイトに動きを付けることもできる。

→プログラミング言語おすすめランキングTOP7

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