転職エージェントとは

それではさっそく、転職エージェントがどういったサービスなのかについて解説していこう。なぜ無料で利用することができるかについて、ビジネスモデルについても簡単に紹介する。

担当者付きの求人紹介サービス

転職エージェントとは、求人を紹介してくれる人材紹介会社、またそこで働くキャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)と呼ばれる職員のことを指す。転職希望者が転職エージェントに登録することで、担当となるコンサルタント(エージェント)から転職に関する様々なサポートを受けることができるサービスだ。

担当のエージェントは、マンツーマンで転職希望者のことをバックアップし、転職活動をサポート。求人を紹介するだけでなく、応募書類の添削や年収交渉まで、転職活動のスタートからゴールまでを徹底的にサポートしてくれる。さらに、一部ハイクラス向けの転職エージェントを除き、ほぼすべてのエージェント会社が無料ですべてサービスを行っているのもポイントだ。

転職エージェントのビジネスモデル

なぜ転職エージェントは無料で利用することができるのか。

実は、転職エージェントは転職希望者だけでなく企業側とも直接やり取りをしている。良質な求人を企業に紹介することで、企業側から成果報酬を受け取っているのだ。

多くの転職エージェントが、入社が決定した転職者の年収の約30%を報酬として受け取っている。年収が400万円の人だとしても、一人の転職をサポートすることで約120万円の報酬となるのだ。

これにより転職者側は無料でサービスを利用することができる。また、エージェント側には高額な報酬が発生するため、誠心誠意サポートをしてくれるというわけだ。

自分に合った転職エージェントを探す

転職エージェントのサービス内容と流れ

それでは、転職エージェントの具体的なサービス内容について触れていこう。転職活動の流れに沿ってサービス内容を解説していくので、実際に転職をするイメージを膨らませながら読んでほしい。

1.キャリアカウンセリング面談

転職エージェントに登録すると、エージェントから連絡がある。日程を調整し、まずはエージェントとの面談を行う。面談ではこれまでの職歴や転職理由、また転職における要望などを伝える。エージェントからは、最新の市場動向や今後のキャリアプランなどのアドバイスを貰うことができる。

2.転職希望者に応じた求人の紹介

キャリアカウンセリング面談の情報をもとに、エージェントが求人をピックアップしていく。カウンセリングの場で求人を紹介される場合と、後日求人を提案されるケースがある。

求人の中から、自分の希望に沿った求人をピックアップし応募を進める。多くの転職エージェントが自社サイトを持っており、マイページから応募をすすめるケースが多い。紹介された求人について気になることがあれば、都度確認することがでる。

3.応募書類(履歴書・職務経歴書)の添削

応募にあたり、履歴書や職務経歴書など応募書類の提出が求められる。特に職務経歴書は企業側の人事担当者が直接目を通すものだ、うまく自分をアピールできる内容でなければならない。

転職エージェントに応募書類を提出することで、内容を添削してもらうことができる。アピールすべき部分を膨らませ、また書く必要のない内容を削りブラッシュアップしていく。添削された内容をもとに応募を進めていく。企業ごとに応募書類を変更する必要はなく、作成した応募書類を志望企業各社に一斉に送付する。

4.面接の日程調整

書類選考を通過すると、面接に進む。複数の企業に一斉に応募するケースが多いので、複数の企業で同時に選考を進めるケースも珍しくない。

エージェントが候補日を提示してくれるので、そこから選んでエージェントに伝えればよい。各企業と日時をすり合わせ、面接日を確定する。

5.面接の対策・練習

面接を行うにあたり、企業ごとに対策を立ててアドバイスをもらう。大手のエージェント会社であれば、これまでの傾向をもとに面接での具体的な質問内容までを知ることができるケースもある。担当エージェントや、エージェント会社が主催している面接対策会などに参加することも可能だ。

6.内定後の年収交渉

2回〜3回ほど、面接や適性試験などの選考を進める。無事内定を獲得することができたら、最後に年収交渉を行う。提示された金額に対して、希望に応じてエージェントが人事担当者と直接アップの交渉を行うのだ。

もちろん、内定時に提示された年収によってはアップさせることが難しい場合もある。年収額に納得し、内定を承諾することで晴れて転職活動は終了する。

転職サイトとの違い

転職エージェントのサービス内容の流れを紹介したが、求人を紹介するサービスということで、「転職サイト」との違いが気になる人もいるのではないだろうか。

明確な違いは、転職希望者と企業の間にエージェントが介入しているか否か。転職エージェントと、転職サイトの分かりやすい違いと、それによるメリットを簡単に表にまとめた。

転職エージェント転職サイト
転職活動のスピード感エージェントが日程調整などのサポートに入ってくれるので、スピード感を持って転職活動を行うことができる。求人の選定・応募・日程調整など全て自分自身で行わなければならないため、在職中の転職活動はどうしてもゆっくりに。
キャリアプランの相談転職のプロであるエージェントが面談を行い、キャリアプランについてアドバイスをくれる。自身の強みや弱みを再発見できる。転職サイト上の自己分析ツールなどを利用して、自分自身でキャリアプランを構築していくことに。
応募求人面談結果に基づいた、採用確度の高い求人にアプローチができる。また、転職エージェントのみ保有している非公開求人案件も。サイト上に公開されている求人のみ応募可。
企業研究企業の人事担当者と接点があるエージェントが、社風や離職率などの独自情報を提供してくれる。企業HPや求人票などから自身で企業研究を行う。
サポート応募書類の添削や面接練習などの対策、また日程調整や年収交渉などの渉外サポートも充実。情報サイトや書籍などをもとに、自身で転職活動を行う。
入社成功率厳選された求人から応募を行うため、選考通過確度は高い。また、選考後に人事担当者にアフターフォローを行う場合も。自身の実力次第。
その他自分一人では見つけられない優良な求人を知ることができる。自分のペースで転職活動を行うことができる。

この内容からも分かる通り、万人に勧められるのは転職エージェントだ。既に希望する企業が決まっており、その企業一本で転職活動を行っていく際は転職サイトを利用した転職活動でもいいかもしれない。

ただしそのケースでも、企業研究や年収交渉のためにエージェントを利用する価値はあるといえるだろう。

ヘッドハンティングとの違い

ヘッドハンティングとは

ヘッドハンティングとは人材紹介サービスで、転職者と企業を仲介するという意味では転職エージェントと同じである。大きく違う点は、ヘッドハンティングは転職活動をしていない(市場に出回っていない)潜在層にも声をかけられるということ。特にミドル~エグゼクティブ層に用いられ、好待遇も期待できる。

ヘッドハンティング会社には「サーチ型」「登録型」の2種類があり、サーチ型はエグゼクティブサーチとも呼ばれる、登録窓口がない、完全に受動的なヘッドハンティング会社である。ヘッドハンター自身のコネやネットワークを駆使して採用活動を行うため、現在は転職意欲のない潜在層にもアプローチできるのが強みだ。

一方、登録型はサーチ型の中でも登録窓口を設けているヘッドハンティング会社のこと。登録フォームから自身の情報を入力し、キャリアに合致する求人があれば声をかけてもらえるシステムである。中には転職エージェントのような転職支援サービスを兼ねている会社もあるため、しっかりをキャリアを積み重ねてきた人は登録しておくことで、チャンスが広がるだろう。

以下の記事では、サーチ型・登録型のおすすめヘッドハンティング会社を紹介している。あわせて読んでみてほしい。

ヘッドハンティング電話から内定までの流れ

では、実際にヘッドハンティング会社から電話があった場合、どう対応すればいいだろうか?

基本的な流れは、まずヘッドハンターから電話やメールなどでアプローチがあり、面談のセッティングを希望される。面談の際に、転職先の企業名や部署、ポジションなどの詳細な情報を知ることができ、興味を持った場合は企業担当者と面談、選考と進んでいく。

無事に内定獲得となったら、年収などのオファー面談があり、ヘッドハンターを介して希望を伝える。全ての条件が出揃ったら最終判断を行い、納得ができたら晴れて転職活動は終了となる。

以上が基本的な流れとなるが、中には悪質なヘッドハンターもいるため、注意が必要。素性を明かさない人物はもちろん、情報を知りすぎている、または知らなさ過ぎている人も疑ってかかるべきだ。以下の記事では、悪質なヘッドハンターを見分ける方法やヘッドハンティング会社から電話があった際の注意点を詳しく解説している。ぜひ参考にしてほしい。

ヘッドハンティングのメリット・デメリット

ヘッドハンティングは声がかかるのを待つ必要があるため、転職したい時期などがある場合は不向き。しかし、登録窓口のある登録型ヘッドハンティング会社は、転職エージェントとあわせて利用することでさらにチャンスが広がる可能性もある。もちろん、しっかりとキャリア形成をしていなければ声がかかることは稀なので、「キャリアアップのためには何をすればいいのか?」を日々考え、取り組んでいこう。

以下の記事では、ヘッドハンティングが注目されている理由や、電話がかかってきた時の対応方法などを紹介している。また、ヘッドハンティングされた際に注意すべき点も解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。

転職エージェントを利用するメリット

上記の表で転職エージェントのメリットについて簡単に触れたが、改めて、転職エージェントを利用する利点について、具体的に紹介していこう。

1.非公開求人に応募ができる

転職エージェントを利用することで、一般の求人サイトには公開されていない非公開求人にアプローチすることができる。事業戦略に直接つながっている求人や、スピード重視で採用したい求人など、企業はエージェントにのみ募集を依頼するケースがあるのだ。

転職エージェントで最も求人数を持つ業界最大手のリクルートエージェントでは、約80%の求人が非公開求人であると明言している。転職エージェントを利用しない場合は20%の求人にしかアプローチできないと考えると、利用しないことによる機会損失は計り知れないだろう。

2.プロの視点でキャリアを相談できる

サービスの流れでも説明した通り、転職エージェントを利用するとまずは面談を行うことになる。この面談では、これまでの職歴を伝えることで自身の市場価値を第三者視点で知ることができるのだ。

自分では想定していなかったスキルに価値があったり、反対に自分では価値の高いと思っていた経験やスキルが勤めていた社内だけのものに過ぎなかったという場合もある。転職のプロの視点でキャリアの棚卸しをしてもらうことができるので、今後の転職活動の指針を再設定することができる。

3.日程調整を代行してもらえる

特に在職中の転職活動では、面接のスケジュール調整に少なくないコストを取られてしまう。転職エージェントを利用することで、このスケジュール調整を大幅に簡略化することができるのだ。

候補日を提案してもらうことができ、そこから選ぶだけで日程調整を行うことができる。あとは、担当のエージェントが企業と日程のすり合わせをしてくれるのだ。

離職中の転職活動ではそこまで大きなメリットではないかもしれないが、多くの人が在職中に転職活動を行うだろう。そういった人にとっては思っている以上に有り難いサービスとなるのだ。

4.細かな企業研究ができる

社風や離職率、ボーナスの額や残業の有無など、企業の内情は求人票だけでは知ることができない。また、ボーナスや残業については、面接で質問してしまうとネガティブな印象を持たれかねないので、入社後に知って後悔するといったケースが生じてしまう。

転職エージェントを利用することで、こういった実情を含めた企業研究を行うことができるのだ。面接で聞けないことを予め知ることができるので、入社後のギャップを最大限減らすことができる。

5.面接の対策ができる

企業ごとにカスタマイズされた面接の対策をすることができる。エージェントの中には人事担当者と懇意な関係構築ができている担当者もいるため、どういったポイントが評価につながるか、などを細かく知ることができるのだ。

面接などの場面で緊張してしまいがちな人は、エージェントに面接対策を希望することも可能。実際に企業へ話すようなロールプレイを行うので、より実践的なアドバイスをもらうことができるだろう。

6.面接後にフォローを入れられる

どれだけ対策をしても、面接本番で実力が十二分に発揮できなかったケースもあるだろう。そういった際には、エージェントが直接企業側にフォローを入れてくれる場合がある。面接で伝えきれなかったことや、こちらの意図が誤って伝わってしまったのではないかといった場合にはフォローを依頼することができるのだ。

また、エージェントと人事担当者が特に懇意な場合は、フォローばかりかエージェントが直接転職希望者をプッシュしてくれる場合もある。これは一人の転職活動では絶対に得ることができないメリット。ぜひ活用してほしい。

7.年収やポジションなどの交渉ができる

内定を得られたのち、実際のオファー金額やポジションについて転職エージェンを介した交渉が可能だ。自身で交渉することも可能であるが、あまりにも強気な交渉をしてしまうと入社後に厳しい目を向けられるといったこともありえない話ではない。

転職エージェントに肩代わりをしてもらうことで、より相場に近い金額での交渉が可能になり、成功率も高まる。

8.すべてのサービスを無料で受けられる

そして、これらすべてのメリットを無料で受けられることが何よりのメリットとなるだろう。※中にはビズリーチのように有料の転職エージェントサービスも存在するので、利用する前に確認してほしい。

転職エージェントにデメリットはないのか?

メリットを見ていると良いところしか感じられない転職エージェントだが、もちろんデメリットも存在する。

ひとつは、各サイトに登録後、エージェント(アドバイザー)と面談を行ってからスタートになるため、転職サイトと比較すると、企業に応募するまでにある程度の日数を要することが挙げられる。また、エージェントを選ぶことができないため、担当との相性が悪いと転職活動が難航したり、ストレスを抱えてしまうことも。

もうひとつは、サポートの期間だ。エージェントによってはサポート期間を設けている場合があるほか、連絡可能な時間を定めていることもあるため、事前に確認しておくと安心だ。

失敗しない転職エージェントの選び方

さまざまなメリットを得ることができる転職エージェントだが、最大のデメリットは「マンツーマンの担当制」であることだ。

エージェントの中には新人でスキルが十分でない人もいるかもしれない。報酬のために少しでも年収の高い企業をすすめてくるエージェントも稀に存在しているという話もあるようだ。

どれだけ評判が良い転職エージェント会社でも、一定数いるこういったエージェントが担当になってしまう可能性は否めない。同じ求人だとしても、エージェントによっては転職成功率だけでなく年収やポジションを左右するケースも珍しくないのだ。

では、どうすればこの問題を解決することができるのか。それは「複数登録をしてエージェントを選定していく」という方法だ。ここでは、失敗しない転職エージェントの選び方を詳しく解説していこう。

1.複数のエージェント会社に登録する

失敗しないエージェント選びは、まずはエージェント会社に“複数”登録するところから始まる。マンツーマンでサポートをしてくれるということで、複数のエージェントを利用するのは申し訳ない気持ちになる人もいるようだが、全く問題は無い。

転職エージェント利用者のほとんどが2社以上のエージェントを利用し、転職活動を行っている。そればかりか、より多くのエージェントを活用することで、転職活動の成功率は向上するようだ。

転職求人サイト大手の「リクナビNEXT」の調査によると、エージェント利用者のうち、転職活動を成功させた人は平均して4社以上のエージェントを利用していたという結果が出ている。

転職希望者全体の登録数が2.1社なのに対し、転職成功者は倍の4.2社だ。このことからも、転職エージェントは複数、それも4社以上のエージェントに登録するのが良いとわかる。

ただし、あまりにも多くのエージェントに登録してしまうと都度行う面談やメールのやり取りが煩雑化してしまい、結果利便性を失ってしまう。実際に登録するのは、5社程度に留めるのが良いだろう。

2.面談とメールのやり取りで比較をする

サービス内容でも触れた通り、転職エージェントに登録するとキャリアカウンセリング面談からはじまる。また、その後はメールのやり取りを重ねて転職活動を行って行くことになる。これら面接やメールのやり取りを踏まえ、各社のエージェントを比較しよう。エージェントの情報量やモチベーション、また返信のスピードなどが比較のポイントとなる。

4社、5社のエージェントに接することで、持っている情報量や、自分の強みを引き出してくれるような姿勢、また丁寧な話し方で安心して任せられる人など、それぞれの善し悪しが分かるようになってくるだろう。スキルやモチベーションの違いを比較検討し、この人となら一緒に転職活動を進めていきたい、と思える担当者を探し出してほしい。

3.担当になってもらいたいエージェントを選定する

一緒に転職活動を進めていきたいという担当者を2,3人に絞ることができたら、残ったエージェントにはサービス退会を申請する。

サービスの退会はマイページから行うこともできるが、エージェントに直接連絡してもよいだろう。その際は「他のエージェントで転職が決まった」「現職で仕事を続けることにした」などと伝えれば問題ない。

エージェントは一度に何十人もの転職希望者を担当として受け持っているので、強く引き止められることもないだろう。

なお、転職エージェントから「別のエージェントサービスは利用されていますか」という質問をされることがあるが、複数の転職エージェントを利用することはよくあることであるので、信頼関係を築くためにも素直に本当のことを言うのが得策だ。

このように複数の転職エージェントに登録・利用することで転職エージェントとのミスマッチが起きるというリスクを最小限に留めることができる。

おすすめの転職エージェント6選

それでは、実際に登録すべき転職エージェントを紹介していこう。上でも触れた通り、転職エージェントの善し悪しは個人のスキルに左右されてしまう。以下で紹介している6社のエージェントの中から最低でも4社は登録して、エージェントの選定を行いたい。

なお、強いこだわりがない人や決めきれないという人は、「doda」「リクルートエージェント」「type転職エージェント」「マイナビエージェント」の4社に登録しよう。

doda

出典:doda

転職エージェント業界でリクルートを追いかける規模のdodaは、人材大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントだ。「キャリアアドバイザーとの相性の良さ」や「経験を活かせる求人数」など、5つの分野で顧客満足度の高さを評価されており、利用者からの評判の良さが特徴。

また、在籍しているエージェントは業界や職種、分野ごとに得意領域を持っている。自分のキャリアに近い分野の担当者をつけることで、企業研究やキャリア設計の精度が抜群に向上するだろう。

dodaは転職エージェントだけでなく、求人掲載サイト(転職サイト)の役割も持っている。より積極的に転職したい人にとっては利便性の高いサービスとなるだろう。

doda

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

人材紹介事業最大手のリクルートエージェントは、転職エージェント業界でもトップクラスの実績を誇る。

募集求人数やエージェント在籍数、そして転職実績も非常に豊富で、実績に裏付けられたサポートを行ってくれる。企業側のブランド価値も高く、大手企業や優良企業からも求人紹介を依頼されている。紹介する求人が増えると実績も伸び、好循環ができあがるのだ。

過去の実績が豊富なので、応募書類の添削や面接の対策などのサポートも万全だ。企業ごとに聞かれるであろう面接の内容を事前に共有してくれることもある。非公開求人も多く、情報収集のためだけでも登録価値のあるエージェントと言えるだろう。

リクルートエージェント

type転職エージェント

出典:type転職エージェント

関東圏の人であればtype転職エージェントもおすすめだ。知名度はあまり高くないが、リクルートエージェントやDODAを追いかける規模感だ。

知名度がそこまで高くないことから、エージェントが一度に担当する転職希望者はリクルートエージェントやDODAと比べて少人数であることが予想される。つまり、その分一人あたりにかける時間が長くなるだろう。

大手企業とのコネクションも豊富にあり、面接時には直接つながりのある担当者経由で詳細な面接内容を教えてもらえるケースもあるようだ。

特に関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の求人案件を取り扱っているので、圏内での(圏内への)転職活動を検討している人は利用したいエージェントのひとつである。

type転職エージェント

マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント

新卒採用領域ではリクルートエージェントと双璧をなすマイナビエージェント。キャリアカウンセリングに力を入れており、今回の転職だけでなく、転職を通した3年後・5年後・10年後のキャリアプランを見据えて面談を行ってくれるのが特徴だ。

エージェントは業界・職種別にチームが編成されており、その業界のプロフェッショナル目線で転職希望者のキャリアプランを提案してくれる。求人の8割がエージェント経由で紹介される非公開求人であり、思いもよらぬ優良案件を紹介してもらえることもある。

出典:年収アップ無料転職カウンセリング

※2018年4月現在、マイナビエージェントでは「年収アップ無料転職カウンセリング」を実施中。年収の20%アップを目標に掲げており、目的意識を持って転職活動を行うことができる。

マイナビエージェント

Spring転職エージェント(アデコ)

出典:Spring転職エージェント

Spring転職エージェントは、人材業界で世界最大規模の企業「アデコ」が日本で運営している転職エージェントだ。世界60各国に5,000以上の拠点を持つアデコならではのコネクションを活かした、外資系企業の求人を豊富に取り揃えているのが特徴。

大手の転職エージェントは転職希望者の担当者と企業側人事との担当者が異なるケースがほとんどであるが、Spring転職エージェントは両者の担当者が同じであるため、お互いの要望をダイレクトに伝えることができるのが強みだ。イメージと実情のギャップが少なく、入社後のミスマッチを最小限に留めることが可能となる。

Spring転職エージェント

JACリクルートメント

出典:JAC Recruitment

JACリクルートメントは外資系企業やハイキャリアの求人紹介に強い転職エージェント。非公開求人の中でも、JACリクルートメントだけが取り扱っている独占案件も少なくない。年収が500万を超えるミドル〜ハイキャリア層の人は、機会損失をなくすためにも登録しておきたいエージェントのひとつだ。

エージェントの中には外国人コンサルタントも在籍しており、英文応募書類の添削や、英語面接のフィードバックなどをネイティブの視点で受けることができる。

あまり知名度は高くないかもしれないが、転職エージェントの中では数少ない上場企業であり、安心して利用することができる。ただし、年収が一定以下だとエージェントの稼働状況によっては登録を断られてしまうケースもあるらしく、注意が必要だ。

JAC Recruitment

目的別のおすすめ転職エージェント

転職エージェントは、自分の置かれている状況や目的に合わせて選ぶとさらに適したサポートを受けられる。たとえば、既卒の場合は既卒やフリーターに強い【ウズキャリ既卒】【ハタラクティブ】を、IT業界やエンジニアを目指す人は【ウズキャリIT】【レバテックキャリア】など、それぞれに特化したサイトをぜひ利用したい。

以下の記事では、年齢や目指す業界など目的にあわせたおすすめの転職エージェントを詳しく解説している。また、転職エージェントの正しい選び方や主要サイトを徹底比較。ぜひあわせて読んでほしい。

転職エージェントを利用すべき人

転職エージェントはすべての人に利用してもらいたいサービスだが、初めて利用を検討している場合は、登録を迷う人もいるかもしれない。そこで次は、転職エージェントを利用することで得られるメリットが多い人のタイプを、特徴別に紹介していこう。

以下の特徴にひとつでも当てはまる場合は、ぜひ転職エージェントを活用して転職活動を行ってほしい。

1.自分のキャリアプランが明確でない人

自分のやりたいことを仕事にできている人は本当に一握りだ。現職でやりたいことができないから、という理由で転職活動に取り組むことも大切だが、その「やりたいこと」は本当に定まっているのだろうか。

自分の中で明確な指針やキャリアプランが定まっていない人は、転職に成功しても同じ理由で転職を繰り返すことになる。それは、目的が明確でないためどこに行っても「何となく違う」となる、青い鳥症候群に陥っているからだ。

転職活動では、まず自分が何をしたいのかを明らかにすることが大切。その上で、自分にできることや自分のスキルを必要としている企業に挑戦していくのだ。

転職エージェントは数多くの転職希望者と接している中で、転職希望者がどういったことをしたいのか、どういったキャリアプランを築いていくのが良いのかについて適切なアドバイスを示してくれる。過去の実績や実例を基にアドバイスをくれるので、自分一人で判断をするよりも精度を高めることができるだろう。

転職するかは迷っているが、自分が何をしたいかをはっきりさせたい人は、まずは相談ベースでの利用でも良いだろう。

2.未経験の業種にチャレンジしたい人

未経験の業種に転職する際には、通常の転職よりもより細かな企業研究が求められる。それは、異業種への転職は、実情よりもなんとなくの興味関心やイメージで転職する人が多いからだ。多くの場合、良くも悪くもイメージと実情は異なる。そのため、入社後のギャップが大きく、すぐに辞めてしまうケースも発生してしまう。

転職エージェントを利用することで、業界に精通した担当者から実情を含めた業務内容を知ることができる。直接疑問をぶつけることができるので、イメージと現実のギャップを明確に埋めることが可能となるのだ。企業面接でも、異業種からの転職希望者が業界のことを詳しく知っていると、よく勉強していると好印象を持たれるだろう。

入社後のギャップを最小限に留めるためにも、未経験の領域に転職を希望している人には転職エージェントの利用をおすすめする。

3.現職が多忙な人・内勤の人

普段からオフィスで内勤の人は、平日の昼間に面接に訪れることがなかなか困難だ。また、現職が多忙で有給を取りづらく、なかなか転職活動に踏み切れない場合もあるだろう。

転職エージェントを利用することで、スケジュール調整を円滑に行うことができる。最終面接は難しいかもしれないが、1次面接であれば営業時間外や土日に調整してもらうことも場合によっては可能だ。

複数の選考を進めている人は同日にまとめて行うなど、有給を取らなければならない内勤の人にとっては、利用価値の高いポイントとなるだろう。

4.面接に自信がない人

現職での実績がある人でも、面接という場で自分自身を売り込むことが不得意な人は一定数いるだろう。そういった人は、面接で少なからず損をしてしまう。転職エージェントのメリットでも述べた通り、エージェントを活用することで面接の不得意をカバーすることができる。

面接内容の事前確認や、面接のロールプレイ。また、面接後に人事担当者にエージェントが直接プッシュしてくれることもあるので、「面接が苦手な求職者だが意欲は高い」などといったフォローを入れてもらうことができる。

5.多くの企業を受けたい人

複数企業の選考を同時に進めるにあたって問題になるのが、内定の回答期間だ。多くの企業が内定の提示から一週間以内の返答を求めている。そのため、複数の企業で内定が出された場合に回答期間内にいずれかの企業を選べるようなスケジュール調整しなければならない。

志望度の低い企業から先に内定をもらえてしまった場合は、回答期間内に別の志望度の高い企業の内定が出なければ見送らざるをえないという状況になってしまう。これでは複数の企業に応募する意味がなくなってしまう。

転職エージェントを利用することで複数の企業間で同時期に内定が出るようスケジュール調整をしてもらうことができる。

短期間で転職活動を終わらせるためにも、複数の企業に応募するのはするのは有効な方法だ。複数の企業から内定が出た際にどちらかを選べるように、余裕のあるスケジュール調整をしてもらおう。

6.ブラック企業を絶対に避けたい人

いわゆるブラック企業に入社してしまう原因は、事前の情報収集が甘いことに尽きる。社風や文化といった求人票に載らない内情まで把握した上で入社の決断をするのが、ブラック企業に引っかからないための最善の方法だ。

転職エージェントを利用することで、企業の内情を知ることができる。残業時間や離職率なども予め知った上で転職することができるので、入社後にブラックだった、というケースはほぼ無いのだ。

余談ではあるが、転職エージェントが企業側から報酬を受け取れるのは、内定者が3ヶ月(研修期間)ほど勤務した後であるケースが多い。そのため、エージェントがブラック企業を紹介すると研修期間で離職してしまうこともあり、誰にとってもメリットは無い。エージェントとしても長く勤めてもらうために優良な案件を探し出し、提供している。

そういった意味でも、転職エージェントを利用することでブラック企業を避けられる可能性は高くなるのだ。

転職エージェントの活用術

最後に、転職エージェントをより効果的に活用する方法を紹介しよう。ここまでで解説している通り、転職エージェントは人対人のサービスだ。最低限のマナーを守るのはもちろんのこと、そのうえで、転職エージェントからも「この人を支援したい」と思われるように印象づけておいて、マイナスになることはない。

転職エージェントに、より積極的に動いてもらうためのポイントをいくつか紹介する。

1.エージェントへの連絡は即時行う

以前、転職エージェントの人に取材をした際に「転職がすぐ決まる求職者の共通点は?」という質問をした。そのエージェントの回答はシンプルで、「メールなどの返信が早い人」ということであった。

数十人、あるいは十数人の転職希望者を抱えている転職エージェント(最大手のリクルートエージェントでは、100人近い転職希望者を担当しているエージェントもいた)。そんななかで円滑に転職活動のサポートを受けるためには、即時連絡を返すことが大切であるといえる。返信があまりにも遅いと、エージェントの対応も後回しになってしまうことが否めないためだ。

大手のエージェントであれば、転職希望者のサイトのログイン履歴が一覧で見られるシステムを導入している企業もある。優良な求人案件が転職エージェントの元に入ってきたとすると、エージェントはログイン頻度の高い、すなわち熱意の高い転職希望者から紹介していく可能性が高いだろう。

そういった意味でも迅速かつ頻繁な連絡を心がけ、エージェントからの連絡が遅いなと思った際にはこちらから率先して連絡することもポイントとなる。

2.今すぐ転職したい旨を伝える

転職エージェントに優先して対応してもらうためには、転職の意志が堅いことを表明することも重要だ。年内に転職を希望している人と、3ヶ月以内に転職を希望している人では、もちろん3ヶ月以内に転職希望の人が優先されるだろう。

仮に現在転職するつもりがなく、情報収集のために転職エージェントを利用する場合でも、「理想的な求人があれば今すぐにでも転職したい」という旨を伝えしておくと良いだろう。

転職時期については登録後のキャリアカウンセリング面談で尋ねられるので、その際に伝えるといい。

3.面談や職務経歴書で嘘をつかない

基本的なことだが、転職エージェントとのコミュニケーションで虚偽の申告は絶対に避けるようにしよう。仮に虚偽の申告をしてしまうと、エージェントとの信頼関係が崩れるばかりか、誤った人材を紹介してしまったとして、エージェントと企業側の信頼関係も危うくなってしまう。

将来的にまたエージェントにお世話になる可能性は決して低いものではない、今後も良好な関係を築いていけるよう正しい経歴を共有するようにしよう。

なお、エージェントに伝えたことが企業側に直接伝わることはなく、ネガティブな情報でもエージェントが取捨選択をした上で報告してくれる。その点は安心してほしい。

4.複数のエージェントで、同じ求人案件に応募しない

複数の転職エージェントを利用すべきであることは本稿で触れてきたが、それぞれのエージェントで同じ求人案件を紹介されることは珍しくない。

そこで、少しでも通過率をあげようと2社(以上)から同時に応募してしまうと、どちらも通過した際に、いずれかのエージェントを選択しなければならなくなってしまう。また、場合によっては企業側から同時に応募が来ていると、エージェント側に共有され、不信感がつのってしまうこともあるだろう。

エージェントや企業と円滑に転職活動をすすめるためにも、1案件1エージェントを守るようにしよう。

5.相性が悪い場合には、担当者の変更を申し出る

最後のポイントは、エージェントとの相性が悪い場合は担当者の変更を申し出るということだ。「失敗しない転職エージェントの選び方」でも紹介したが、相性の悪いエージェント会社は退会し、エージェント会社の選定を行うことを推奨する。

しかしながら、特に大手のエージェントで起こりがちなのが、担当者は変えたいけれど求人内容は豊富でエージェント会社自体は引き続き利用したいということが起こり得る。そういった場合には、早急に担当者の変更を申し出るようにしよう。

転職希望者が相性が悪いと思っている場合には、エージェント側も同様の印象を持っていることが少なくない。また、エージェントは多くの担当者を抱えているので、仮に変更を申し出ても引き止めずに承諾してくれるだろう。ウィンウィンな状態で転職活動を進めていくためにも、別の担当者にお願いしたいと感じた際は早急に伝えることが重要である。

余談ではあるが、大手の転職エージェントではこの問題について改善が進んでおり、登録時に担当者変更の申請方法をアナウンスされる場合もある。このことからも担当者の変更は一般的なことであり、自分の人生のためにも申し訳無さを堪えて、変更希望を伝えよう。

【コラム】終身雇用は無くなる?これからの働き方

終身雇用制度は崩壊するのか

2018年に日本政府より打ち出された「働き方改革」。副業やパラレルキャリアといった働き方が広く認知されるようになった。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、テレワーク(リモートワーク)を導入する企業も増えてきている。

働き方改革とテクノロジーの発展により、正社員=安定の方程式は崩れはじめ、労働時間・労働場所が限定されなくなったことで、定時やオフィスの存在意義が薄れ始めている。そのため、今後の働き方には、より仕事へのオーナーシップやセルフマネジメントが必要とされると言えるだろう。

制約が少なく自由に働くことができる一方で、企業や政府が個人の人生を保証してくれる時代ではなくなった今、「大変な時代に生まれてしまった」と嘆く人もいるかもしれないが、逆にチャンスと捉えることも可能。そのためには、自分の強みを理解し、社会のニーズに敏感になることが必要だ。また、万が一の時のために資産を作っておくと安心である。

以下の記事では、これからの働き方についてより詳しく解説している。ぜひあわせて読んでみてほしい。

リモートワーク求人が多い業種・職種

リモートワークが可能な求人は以前よりも増えてきているものの、まだ主流な働き方ではないことは確かである。リモートワーク求人は多い業種は、ITやコンサルタントなど、PCさえあれば働ける業種・知的労働である業種など、場所に捉われない働き方ができるものが多い。

特にエンジニアの求人数が多く、その理由は先述した内容に加え、Webサイトやアプリといった成果物によって業務の進捗を明確に把握できること、業務上必要なやりとりもネット上で完結できるため、コミュニケーションコストに関する弊害が少ないことも挙げられる。また、「リモートOK」となっている求人でも、その多くは「週に2回のリモートはOK」というような一部リモート勤務がほとんどだということも頭に入れておきたい。

以下の記事では、リモートワーク求人の多い業種や職種について詳しく解説している。転職活動の際の考え方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

転職エージェントに焦点を絞って、使い方からメリット、選び方やおすすめのエージェント会社までを紹介した。

今回の記事で特に伝えたかったのは、転職エージェントはマンツーマンのサービスなので、担当エージェントのスキルや力量によって成功率が大きく変わってしまうということだ。自分に合ったエージェントに登録するよりは、登録後にエージェントを精査していくことが大切になる。

本稿でも紹介した通り、転職エージェントのメリットは計り知れないほど豊富にある。複数のエージェント会社に登録し、そのメリットを余すことなく受けられるようにしよう。

▼こちらもチェック