独学でスピーキングをマスターするコツ

<POINT>
・目的が明確なら、英語学習は挫折しない!
・目的が明確なら、達成に向かってモチベーションを維持できる
・目的が明確なら、独学での英語学習も孤独じゃない!

独学で英語のスピーキングを上達させるのは、決して簡単ではない。この記事を読んでいるということは、実際にスピーキング力に伸び悩んでいる人もいるのだろう。

そんなときは、まず、独学でスピーキングを上達させたいという思いと向き合ってみよう。何らかの場面で「自分の意思や気持ちを英語で伝えたい 」という目的があるはずだ。

  • ビジネスシーンで英語を使う場面が増えてきた
  • 外国人の友達を作って交流したい
  • 新規企画の英語プレゼンテーションを控えている
  • 海外の顧客と商談ができるようになりたい
  • 長期海外出張にアサインされるようになりたい…etc

このように、「どんな場面でどんな内容を伝えられるようになりたいのか」と具体的な目的をイメージし、それを達成するために何が必要かを自分に問いかけてみよう。

たとえば、英語での商談が目的なら、ビジネス英語のほか、自社が属する業界用語や商品・サービスに関する専門用語を使いこなせるようにならなければいけない。また、海外旅行で現地の人と交流したいという目的であれば、日常的に起こるできごとや、身の回りのことを英語で表現することを重点的に習得していくべきだ。

目的の明文化は、英語学習のモチベーションを維持するためでもある。スピーキングの練習は反復学習が基本となるため、時にはつまらないと感じることもあるかもしれない。

そういったときに「何でこんな単調な反復練習をしているんだっけ?… そういえば、商談を1人でできるようになるために必要な過程なんだ!」と思えるように、最初に目的は明確にしておこう。

スピーキングが上達しない2つの原因

もし細かく分析するとすれば、「文法知識が足りない」「発音できない音がある」「頭の中でスムーズに英作文ができない」など、スピーキング上達の妨げになっている要因はたくさんある。

ただ、その分析よりも前の段階で圧倒的に不足しているものがある。それが「スピーキングに費やしてきた練習量」「スピーキングで使う単語や表現の知識」だ。

1.スピーキングの練習量が足りない

スピーキングができない1番の原因は「今までスピーキングに費やしてきた練習量が少ないから」だ。

しかし、これらの要因はリーディング、リスニング、ライティングにも影響することだ。スピーキング力だけが極めて低い原因は、単純に「英語で話す=スピーキング」の機会がほとんどなかったからだろう。

今の20代後半以上の社会人は、まだ小学校からの英語学習は義務化されておらず、中学・高校の英語の授業でも読み書きが中心で、英文音読をすることはあっても、英語を話すことはほとんどなかった。仮に週1時間のスピーキング授業に、中高6年間で取り組んだとしても、たった70時間にしか及ばないのだ(35週間計算の場合)。

また、これまで日本は英語を話せなくても特に生活には支障がなかったため、「上司が外国人になった」「海外拠点との会議が増えた」という必然的に英語を話さなければいけない理由がない限り、スピーキング練習をするきっかけがなかったのだ。

そして、その必然性を感じたのが、今なのではないか?学生時代まじめに英語学習に取り組んできたとしても、英語を話す練習をしてこなかったなら、「英語の読み書きができるのに話せない!」のも当然なのだ。

まずは、スピーキングの練習量が足りないことを自覚し、これまでのリーディングの勉強量に追いつくつもりでスピーキングに英語学習のリソースを割くことにしよう。

2.身の回りの表現を知らない

英語学習を続けていると、「こういうときって英語でなんて言うんだろう?」と思うことが増えてこないだろうか?

「スピーキング練習が足りないとは言え、リーディングではたくさんの英文に触れてきた!」と思っていても、意外と言えないのが身の回りの表現や日常的な出来事だ。実はこの現象、「英語表現がすぐに口から出てこない」というよりは、そもそも「その表現を知らない」という場合が多いのだ。

例えば、日本語で何気なく使う以下の表現。ササッと英訳できるだろうか?

・口で言うほど簡単じゃない(言うは易く行うは難し)
・よしっ! やる気出てきた!
・とりあえずビールにしよう!

特に難しい単語や例外的な文法は必要ないのだが、意外と出てこないという人が多いのではないだろうか。英訳は以下の通り。

日本語英語
口で言うほど簡単じゃない
(言うは易く行うは難し)
It’s easier said than done.
よしっ、やる気出てきた。OK, I’m getting psyched up.
とりあえずビールにしよう!Let’s start with beer !

答えをみたら「なるほど」と思えるものもあるだろう。だがすぐに口から出てこないのは、スピーキングの才能ではなく、「表現を知っているか否か」というだけの問題の場合も多い。

TOEICや英検の試験対策やリーディング教材では、ビジネス、政治、司法、環境などのトピックを取り扱うことが多く、このような日常的な出来事や動作の表現を目にする機会が少なかっただろう。

言いたいことを英語で組み立てられないのではなく、“まだその表現を習っていないだけ” なので、その都度調べて使える表現を増やしていけば大丈夫だ。

そのためには、やはりスピーキングの機会を増やして、「これ英語でなんて言うんだろう?」と思う癖をつけていくことが重要だ。

私たち日本人が必要性を感じて英語のスピーキングを強化しようと思い立ったときに、ほかのリーディングやリスニングに比べていまいち上達が感じられないのは、スタート時に「スピーキングの練習量」と「スピーキングで使える英語表現」が不足していることにある。

このスタート時の課題を念頭に置いて、スピーキングの練習メニューを組み立てていこう。

英語スピーキング上達の基本

スピーキングの上達は、「正しい英文法や英語の音を習得し、英作文をひたすらアウトプットすること」が基本。だが、この英作文アウトプットの幅を広げるためには、“英単語” や “英語特有の言い回し”など英作文素材の「インプット」も重要だ。

言いたいことが山ほどあっても、それをどう英語で表現するのかを知らなければ、いくら考えても正しい英作文をひねり出すことはできないだろう。それは「アウトプットは自分の頭の中にあるものからしか引き出せない、つまり現時点での自分の知識量に左右される」ということだ。

独り言でもアウトプットを鍛えつつ、適切な教材を活用してインプットも行いながら、表現の幅を広げていこう。英会話の独学については、以下の記事詳しく紹介している。ぜひこちらも合わせて読んでほしい。

初心者向けの英語スピーキング練習法

1.話すための英文法を習得する

オススメ教材『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

「瞬間英作文」とは、見たり聞いたりした日本語を瞬時に英語に変換して口に出すトレーニング記憶のなかに散らばっている単語や文法をピックアップして英作文をするスピードを鍛えるのに非常に効果的だ。

著者・森沢洋介氏による『瞬間英作文シリーズ』は、文法と単語を中学レベルに絞り込み、 「条件反射的な日本語⇒英語の変換ができるまでの繰り返し学習法」 をフォーマット化したトレーニング帳だ。

出典:Amazon

中学レベルの単語と文法のみで構成されたシンプルな例文しかなく、負荷の低いトレーニングを大量にこなすことができる。

レビューには「例文に実用性がなく覚えても使えない」という意見がある通り、本書の例文は、使う場面を想定しづらいものやそのまま使うと不自然な感じがするものも見られる。(以下、掲載例)

日本語英語
お父さんは古い辞書を僕にくれた。My father gave an old dictionary to me.
彼女は1枚の写真を私たちに見せた。She showed a picture to us.
それを犬にあげなさい。Give it to the dog.

しかし、本書のコンセプトは頭でわかっているつもりの基礎文法を自由にかつ瞬発的に使いこなせるようになることなのだ。

著者の森沢氏は、瞬間英作文トレーニングについて自身の体験談を以下のように語っている。

トレーニングを始めた当初は、自分の力不足を痛感しました「これは本です」という文を疑問文にしただけで、“Is this is a book?” と “is” を2回使ってしまったり、「彼は早起きですか?」に三単現のルールを忘れ、“Do he get up early?” と言ってしまうなど、文法を知っていることと、使いこなせることは全く違うのだということを痛感させられました。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』より引用

2.表現の幅を広げる

オススメ教材『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』

英文法を自由に使いこなす土台ができたら、次は使える表現の幅を増やしていこう。

英語を自在に話すうえで覚えるべき単語や表現にはキリがないが、初期段階として「基本動詞」の活用を習得しておけば英語の表現力や会話力はグンと上がる。“get” “make” “have” などの基本動詞は、前置詞や単語との組み合せによってさまざまな動作やシチュエーションを表現できる応用性の高い動詞だ。

また英語を話す人たちは、日常レベルのカジュアルな会話においては数多くの動詞のなかでも基本動詞を多用する傾向がある。その基本動詞を使いこなせるようになるのに有効な教材が同じく「瞬間英作文シリーズ」の『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』だ。

出典:Amazon

14種類の基本動詞の解説に加えて800以上の例文が収録されている。基本動詞を解説した良書はこれまでにもあったが、例文をこれだけ収録したトレーニング本はほかになかった。

“get”だけで100の例文が収録されている。(以下例文)

日本語英語
私の部屋は日当たりが良くない。My room does not get much sunshine.
弾が兵士の右腕に当たった。The soldier got a bullet in his right leg.
面倒なことにはなりたくないよ。I don’t want to get into trouble.

この動詞を使うために無理矢理作った感がある例文もなかにはあるが、本書の狙いは「動詞や前置詞の本質的な意味をイメージし、基本動詞を瞬発的に使いこなせるようになることだ。

英会話のレッスン時に活用していると、講師が「こういう言い方の方が自然だよ」「別の言い方にこういうのがあるよ」と教えてくれるので、覚えたことはどんどん使っていこう。

中級者向けの英語スピーキング練習法

音読トレーニングを繰り返す

音読学習で圧倒的なスピーキング練習量をこなす

英語の音読トレーニングは、英語を目や耳でとらえて新しい単語や慣用表現に出会い、それを声に出して英語の音・リズム・強弱を体に染み込ませ、「インプットとアウトプットの両方をバランスよく取り入れられる英語学習法」だ。

自分が興味がある分野や話せるようになりたい内容の音声付きスクリプト教材を選び、以下の要領で学習を進めてみよう。

1. ディクテーション:
聞こえてきた英語音声を一言一句書きとる

2. リピーティング:
まとまりごとに音声を止めて、声に出して繰り返す

3. オーバーラッピング:
聞こえてくる音声にぴったり被せてスクリプトを読む

4. 音読:
音声を聞かずにスクリプトを読む

1. ディクテーション:聞こえてきた英語音声を一言一句書きとる

英語の音を聞いて書き取るディクテーションは、リスニング力を向上させるのに効果的なトレーニングであるが、ここではスピーキング練習を繰り返し集中して取り組むための前準備として、スクリプトの内容や単語・文法をしっかりと理解しておくために行う。

文法知識に抜けがないか、英語の音やリズムに対応できているか、単語のスペル・音・意味を知っているかといった自分の弱点を洗い出しておこう。

2. リピーティング:まとまりごとに音声を止めて、声に出して繰り返す

リピーティングは、音読学習の中でもっともよく使われる基本トレーニングで、文章の切れ目や息継ぎ箇所など音声の区切りごとに音声を止めて、声に出して繰り返す練習法だ。

ネイティブの音声を注意深く確認しながら自分の声に再現することで、正しい発音を身に付けることができる。手本音声の直後に自分の音声が続くので、録音すると発音のチェックをしやすい。

また、英語を英語のまま意味のまとまりごとに理解する練習にもなり、長めの英文を読み上げるときや自分が英作文をするときにも自然な位置で区切りを入れられるようになる。

3. オーバーラッピング:聞こえてくる音声にぴったり被せてスクリプトを読む

オーバーラッピングでは、英語の音声を流して、その音声にオーバーラップするように同時に発音する。

ただタイミングを合わせるだけでなく発音・リズム・強弱などすべての要素をマネるようにするとよい。

英文を読みながら音にも集中して声に出すことは想像以上に難しく、最初はネイティブのスピードについていけず、とにかくスクリプトを読むことで精一杯になるだろう。

逆に考えると、このオーバーラッピングで英文をスラスラ読めるレベルに達したときが、目で見て耳で聞いた英文を瞬時に理解して声に出すという一連の流れを無意識に近い状態でスムーズにできているということだ。

4. 音読:音声を聞かずにスクリプトを読む

音読は音声のガイドがなくても、自分で自然な英語の音をアウトプットできるようになるための最終フェーズだ。

オーバーラッピングで身に付けた発音・リズム・強弱を再現しながら、詰まらずに読めるようになるまで繰り返す。

このように、音声付きスクリプト教材が1つあれば、「ディクテーション」「リピーティング」「オーバーラップ」「音声ガイドなしの音読」などさまざまな音声学習ができ、かなりのスピーキング練習量になる。

単語や文法、発音などの新しい知識をインプットできるだけでなく、アウトプットを繰り返すことで忘れないうちに記憶を体に定着させ、リーディング、リスニング、スピーキングの実用技能もバランスよく鍛えることができる。

各フェーズでどれくらい繰り返し練習するかは、それぞれ「できるようになるまで」だ。教材のレベルによっては5回で済むこともあれば20回以上必要なときもあるだろう。

さまざまな英文に触れ、英語の音のルールやパターンが定着してくると、徐々に少ない回数で習得できるようになってくる。慌てず「1つずつ最後までやりきる」ことを重視してスピーキング練習を重ねていこう。

上級者向けの英語スピーキング練習法

リアルな英語の場面を真似る

リアルな英語現場の音と映像をスピーキング教材にする

スピーキング教材として、海外ドラマや洋画のワンシーンなどの動画を活用すれば、音声に加えて映像から生きた英語を学ぶことができる。

正確なスクリプトがある動画を選び、これまで通り「ディクテーション」「リピーティング」「オーバーラッピング」などの音読学習でスピーキング練習を行うことに加え、話し手の身振り素振り、表情の変化、感情の込め方などを細かく観察し、そっくり真似てみよう。

プロのナレーターによるフラットで規則正しい録音音声とは違い、実際に英語を話す場では、話し手が噛んで言い直すことも、その場で何を言うか考える間もある。

またまったく同じ英文でも、目の前にいる仲の良い友人に伝えるときと大衆に向けてプレゼンテーションをするときでは、イントネーションやリズム、話すスピードなどが異なるはずだ。

「感情」「表情やジェスチャーなど体を使った表現」「言語(英文)」を互いにリンクさせることによって、表現力のバリエーションが増すとともに、シチュエーションや雰囲気にあった英語を自ずと使いこなせるようになる。

<独学でスピーキングを上達させるためのPOINT>
・インプットとアウトプットをバランスよく取り入れよう
・インプットは中学レベルの単語と文法でも十分
・「基本動詞」の活用を習得しておけば表現力・会話力UP
・音読学習でスピーキング練習量を上げる
・リアルな英語の場面をスピーキング教材にする

英語のスピーキングを上達させる3つのステップ

スピーキングの練習量をこなしていく過程で、スピーキング力がどのように形成されていくかというメカニズムを押さえておくと、より学習効果を高めることができる。

英語のスピーキングを上達させるには、以下の3ステップが重要だ。自分が今、成長過程のどのフェーズにいて、何を重点的に鍛えなければいけないかを意識して、先ほど紹介した各レベル別練習法に取り組むといいだろう。

1.話すための英文法を学ぶ

スピーキングとは、その場で思ったことを声に出して話すということ、つまり頭の中で英作文をして瞬時に口からアウトプットするということだ。

そして、英作文をするには「単語と英文法」が必要になる。特に英文法は正しい英文を作るルールなので、これを知らなければいくら使いたい単語を覚えても伝わる英文を話すことはできない。

つまり、英作文をするにはまずは英文法をしっかりと押さえる必要があるのだ。

英語を話せるようになることを目的とした文法学習は以下の手順で行う。

  • 英文法の文法事項を読んで理解する
  • その文法事項を使って英作文をする
  • 実際に口に出して何度も練習する

これまでは、1つ目の「英文法の知識をインプットする」ことを中心に行なっていても、覚えた文法知識を実際に使っていかないことにはスピーキングに活かすことはできない。

とにかく実際に自分で使ってみなければ実用的な英文法を習得できないので、文法書に向き合って1冊熟読してから英作文の練習をするのではなく、新しい文法事項を覚えるたびに英作文をして習得していくようにしよう。

2.英作文をひたすらアウトプットする

「頭の中で英作文→声に出す」という一連の処理の高速化をするには、「意識的な反復練習」と「慣れによる無意識化」が鍵となる。

このステップ2.は、これまで圧倒的に不足していたスピーキングの練習量を補い、自分が話したいことを無意識的に正しい英文法を用いてアウトプットできるようになる過程となる。

「スピーキングの練習をしよう!」と腰を据えて英作文をするだけでなく、外を出歩くときやお風呂に入っているとき、暇さえあれば英語で独り言をつぶやき、英作文をする習慣をつけるとよいだろう。

もし、いきなり口に出すのが難しければ、まず英作文をライティングで書き出してみるというのも「頭の中で英作文→アウトプット」の練習になる。書き出した英文は目で認識して読むのではなく、文字を見なくても言いたいことがパッと口から出てくるまで何度も口に出してスピーキングによるアウトプットを鍛えていこう。

3.相手に伝えるための英語の音を習得する

英文法の知識を活用して英作文をアウトプットできるようになっても、それが“音”として正しく発声できていなければ、相手に伝わらない少なくとも相手がストレスなく聞き取れる英語の音を習得していきたい。

ただし、英語の音は、現状自分が正しくできているかどうか、また改善されたかどうかをチェックするのが難しく、間違ったまま定着してしまうことがある。できれば、オンライン英会話の講師や発音矯正スクールなどで定期的にプロにチェックしてもらったほうがいいだろう。

英語の音のルールには大きく分けて下記2つの要素がある。

  1. 発音
  2. 音の変化やリズム

「発音」は英語の音素材そのものの質を高めるためのもの。また「音の変化やリズム」は、英文の抑揚、音の連結・消失、息継ぎ(文の区切り)といった、相手に滑らかに聞こえやすくするためのいわゆる「英語っぽさ」を演出する要素だ。

発音

英語には日本語にはない発音が子音・母音ともに多く存在する。リスニングのトレーニングや単語を覚える際に発音をチェックしている人もいるだろうが、今一度ひとつひとつの発音を勉強してみてほしい。

ステップ2.の「文法事項の無意識化」と同様、発音矯正も力を抜いて楽に発音できるようになるまで、練習を積み重ねて口や舌の筋肉を馴染ませていくしかない。YouTubeなどの動画から発音方法を学ぶこともできるが、英語の発音に関する解説書を手元に置いておくことをおすすめする。

参考書籍
1. 英語耳:口の形や舌の位置を矯正する発音教本
2. 英語喉:喉を使って息を音にする発声教本

音の変化やリズム

<POINT>
・まずは英文法をしっかりインプット
・何度も、何度も反復練習してアウトプット
・正しい発音を身に着けて相手にしっかり伝える

最初は聞いた英文をとにかく繰り返しマネて口で丸覚えする感じになるが、練習を続けていくことで、初めて読む英文でもお手本音声なしで英語のリズムで読めるようになってくる。

発音にしても音の変化にしても、日本語を話すときの唇や舌の動きや息づかいと異なるため、普段使わない筋肉を反復練習で鍛えていくことになる。

最初は唇や舌がプルプルしてしまうが、筋肉がついてくるとナチュラルにその形をキープできるようになる。継続すれば効果が見え始め、しばらくトレーニングをやめるとまた衰えていくところも筋トレと同じだ。

英会話でのコミュニケーション力を高める方法

スピーキングの上達にはとにかく練習量がモノを言う。スピーキングが上達する仕組みを理解し、後述する1人でもできる練習法を大量にこなすだけでもスピーキング力は向上する。

ただし、以下2点を踏まえると、スピーキングの練習に「プロや上級者によるチェック」と「相手がいる会話」を取り入れるべきだと言える。

  • スピーキングの上達をスピードアップさせること
  • スピーキング上達の先には英会話ができるようになるという目的があること

スピーキング力の自己判断は難しい

読解力や速読力といった指標が明確で実力を自己判定しやすいリーディングとは違い、スピーキングは発音や流暢さ、英作文に適切な表現を使えているかなどを自分で判断するのが難しい不自然な表現やあまり使わない表現ばかりを覚えても仕方ない、1人で練習を続けて間違った発音が定着してしまうと矯正するのが大変なのだ。

自分の発音が正しいかどうか、自然な英語を話せているかどうかを知る一番良いい方法は、英語を不自由なく使いこなせる人にチェックしてもらうことだ。

さらにプロの英語講師にチェックしてもらうことで、「自分の弱点はどこか」「何から鍛えていくべきか」「優先的に取り組むべきトレーニングは何か」といった適切なアドバイスを受けることができるため、独学に比べて学習の無駄が少なく、最速でスピーキングを上達させることができる。

「スピーキング力」と「英会話力」の関係性

実は、スピーキング力とリスニング力を別々に鍛えても、自分と相手の双方でコミュニケーションを交わす英会話力は完成しない。

英会話は、自分の伝えたいことを一方的に話し続けるだけでなく、相手の主張や反応にも耳を傾けて話の感想を述べたり、時に予想外の質問に即興で答えたりという、言葉のキャッチボールを続けていく。

相手の英語を聞いて即座に理解するリスニング力と自分の思考を言語化するスピーキング力を組み合せて、スムーズなやり取りを続けるには、やはり誰かと英語を使って会話をする練習を重ねる必要がある。

スピーキングと英会話の上達に必須のオンライン英会話

<POINT>
・チェックしてくれる相手がいるとスピーキングはさらに上達
・スピーキング×リスニング=会話力
・独学での英会話を完成させるのにオンライン英会話が役立つ

スピーキング力を向上させ、英会話を完成させることを自宅にいながら独学で実現できるのが「オンライン英会話」だ。オンライン英会話は、英語学習におけるメリットが多く(下記)、初心者の段階から始めておくことをおすすめする。

  • アウトプットの機会が増えること
  • 自然な英語に触れられること
  • 英語に関する悩みや疑問をすぐに聞けること
  • 英語学習のモチベーションを維持しやすいこと

ただし、繰り返しになるが、スピーキングの向上には兎にも角にも練習量が必要だ。1日25分間の英会話レッスンのみでは、かなり長期的に継続しないと英語力の底上げを図るのは難しいだろう。

以下で紹介する、1人でもできるスピーキング練習法で圧倒的な練習量をこなし、オンライン英会話でその練習の質を高めることで、スピーキングの成長効率を上げていこう。

社会人におすすめのオンライン英会話サービス3選

グローバル化が進む昨今、英語ができることは社会人にとって必須のスキルとなりつつある。 海外のクライアントとのメールや商談でスムーズに言葉が出てこず、困った経験がある人も多いのではないだろうか。

そんなあなたには、ビジネス英語に強いオンライン英会話サービスで英会話スキルを鍛えることがおすすめだ。スピーキングを上達させたい目的に合わせて選ぶとよいだろう。

あなたが英語のスピーキングを上達させたい目的は?

英会話だけでなく、英語のビジネススキル全般を身につけたい
ビズメイツがおすすめ

・短期で英語力アップを目指したい
産経オンライン英会話がおすすめ

・英語でプレゼンができるようになりたい
mytutor(マイチューター)がおすすめ

自宅で好きな時間に受講できるオンラインの英会話レッスンは便利だが、仕事が忙しくてスケジュールがなかなか立てられないという人もいるだろう。オンラインでの英会話レッスンは、当日の予約やキャンセルもOKなので、まずは気軽に無料の体験レッスンを申し込んでみよう。

適切な方法で繰り返しトレーニングを行おう

今回は、英語のスピーキングが上達する仕組みと自分の現状レベルに合った練習法についてお伝えした。初心者レベルから上級者レベルまで到達しようと考えると、取り組むべきことは膨大で気が遠くなるような道のりに感じるだろう。

スピーキングに限らず英語学習の基本は反復練習であり、また上を目指せばその学習範囲にはキリがない。そのため、スピーキングを成長させ続けるには、まず自分の現在地と次のステップアップに向けて今取り組むべきことに尽力し、1つ1つ目標をクリアしていくしかない。

目標に合ったスピーキング練習法を1つ選択し、莫大な量をこなして、一度自分で成長を感じることができれば、その後のモチベーションにも繋がる。その次はまた新たな目標を立てて最適な練習法を自分で選択できるようになっているだろう。

スピーキング学習は典型的な量質転化だ。正しい方法さえわかっていれば、量をこなすことで必ず成長する。スピーキングを上達させたい目的を見失わず、是非熱意をもって取り組んでほしい。

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