43483年収700万円を稼ぐ人の手取り額・割合は?家賃やローンなど生活の実情を解説

年収700万円を稼ぐ人の手取り額・割合は?家賃やローンなど生活の実情を解説

男の隠れ家編集部
編集部
「年収700万」と聞くと、貴方はどんなイメージを思い浮かべるだろうか?現在の日本人の平均年収額である440万と比較するとかなりの高収入になるが、全く手が届かない金額というわけでもない。特に、社会人として一定キャリアも積み、「生活に申し分ない程度の収入はあるけれど、さらに上を目指したい!」という人にとって、「年収700万」はひとつの目安になるだろう。

本記事では、年収700万円を稼ぐ人の多い業種や手取りや割合から、気になる生活費や住宅ローンなどについて詳しく解説。さらに、年収700万円を狙うためにやるべき取り組みや考え方についても紹介しよう。
目次

年収700万円以上を稼ぐ人の割合や職業は?

年収700万円は、日本人の平均年収に比べ、はるかに高い金額だ。国税庁が発表した民間給与実態統計調査によると、現在日本人の平均年収は440万円と言われている。

出典:民間給与実態統計調査

この平均年収を大きく上回る年収700万円を稼ぐ人は、一体どのような人で、どれくらいの数存在するのか、気になる人も多いだろう。まずは年収700万円を得ている人がどれくらいいるのか、またそれはどのような人なのかを知ることで、年収700万円に近づくためのヒントを探っていこう。

年収700万円以上の給与所得者は16.7%

まずは、年収700万円以上を得る人の割合だ。

出典:国税庁|2018年(平成30年)分 民間給与実態統計調査より作成

こちらは国税庁の民間給与実態統計調査より、給与所得者の年収分布をグラフにしたものだ。年収700万円台の人は、全体のうちたった5.8%である。一方で、これより上の給与所得者は16.7%となる。

5人に1人〜2人が年収700万円以上を得ていること考えると、決して手が届かない水準ではなく、努力や戦略次第で十分に目指せる金額だと言える。

それではこの16.7%の人たちは、どのような人なのか。以下で詳しくみていこう。

年収700万円を稼ぐ人が多い職業

まずは年収700万円を稼ぐ人の多い職業をみてみよう。

年収700万円を超える職業と聞いてパッと思いつくのは医師や弁護士、公認会計士といった「業務独占資格」を保有した者のみが就ける専門職ではないだろうか。その認識は誤りではないが、年収700万円という数字はそれほど狭き門ではないようだ。

出典:厚生労働省職業安定局|グラフでみる 世帯の状況

これは厚生労働省が職種別に算出した賃金の分布図だ。全てフルタイムの従業員を対象に行われた調査だが、産業により受け取る年収に大きな差があることがわかる。

この調査結果によると、情報通信関係(IT)の職に従事している人のうち、10%程度の方が年収700万〜800万円のゾーンに位置しており、他業種と比較した際に「高年収の人が多く在籍している職種」であると言える。

次いで、製造、建設、運輸関係と続くが、保育・介護・販売・飲食関係は年収700万以上の労働者はほとんどいないことが分かる。これは産業により、利益率が大きく異なることが理由と言える。例えば上記グラフより高年収層の少ない飲食産業は、一定の土地や設備を必要とし、運営のための人手も必要となる。

それに対し、顧客一人当たりがの支払う金額には上限があり、この相場を大きく外すと商売にはならない。もちろん高級店や、独自の仕入れルートがある場合、土地や店舗が所有物である場合など、例外はあるが、業界全体で見ると利益率には限界があるのが事実である。

一方、情報産業は物理的に物を維持するためのコストがかからないという点で、コスト面で見ると圧倒的に有利だ。システムの導入や構築には一定時間がかかるものの、それらは数百万〜数千万で取引されるものもある。またこれらは再現性が高くパッケージ化もしやすいため、必然的に利益率の高い業界になるのだ。

こうした理由から、高年収を目指すのであれば「どの業界で働くか」という意識は強く持っておくべきと言える。

年収700万円を稼ぐ人が多い年齢層

次に、年齢によって年収にどのような影響があるのか、詳しく見ていこう。

出典:厚生労働省職業安定局|グラフでみる 世帯の状況

年齢によっても年収額には大きな差が開いていることが分かる。最も年収額が高いのは50〜59歳のゾーンで、この記事で扱っている「年収700万円」という金額を超え、平均年収は743.9万円にも上ることがわかっている。

対して、働き盛りである30代の年収額については、562.3万円という数字に収まっており、年収700万円には届いていない。以下に、グラフから図表を再構成しているので、自分の年齢と照らし合わせて年収額の平均を確認しておこう。

世帯主の年齢平均年収額
29歳以下343.5万円
30〜39歳562.3万円
40〜49歳671.1万円
50〜59歳743.9万円
60〜69歳531.0万円
70〜79歳419.4万円
80歳以上382.4万円
厚生労働省職業安定局|グラフでみる 世帯の状況より作成

50代に至るよりも前に年収700万円を稼ぐためには、昇給頼りの年収アップだけではなく、自ら行動を起こすことが必要なのだ。

年収700万円の手取り額と税金事情

次に、年収700万円の場合の手取りや毎月の支出など、生活の実情をみていこう。年収700万円を単純に12カ月で割ると、毎月58万円ほどの収入があることになる。しかし実際には、

  • 所得税
  • 住民税
  • 年金
  • 健康保険
  • 雇用保険

といった、税金や社会保険料が引かれてしまい、手取り金額は530~560万円程度と言われている。配偶者や子の有無などで、税金の控除は世帯ごとに異なるため、同じ年収でも実際の手取り額には違いが生じるものの、手取りの年収は550万円前後と考えた方が良いだろう。

手取り年収が535万円で、ボーナスが年に2回2ヶ月分支給される、といった例で考えると、毎月の手取り金額は334,375円となる。

535万円 ÷ 16ヶ月 (12ヶ月 +ボーナス 4ヶ月分) = 334,375円
毎月の手取り: 334,374円・ボーナス:668,750円 × 2回

700万円という額面から考えると、かなり少なく感じてしまう人も多いのではないだろうか。この500万円台の手取り金額ではどのような生活なのか、貯蓄額の平均はいくらくらいになるのか、以下で詳しくみていこう。

状況別・年収700万円の生活の実情

年収700万円を稼ぐ人がどのような暮らしをしているのか、子供がいても余裕のある生活が可能なのか、気になる人も多いだろう。ここでは、

  • 独身者
  • 子供なしの夫婦
  • 子供が1人いる家族

これらの3つの状況別に、収支のモデルケースを探っていきたい。

独身、30代男性港区在住
(一人暮らし)
子供なし、妻が専業主婦の夫婦世田谷区在住子供が1人、妻が専業主婦の家族所沢市在住
毎月の手取り334,374円343,750円350,000円
ボーナス1,337,000円1,440,000円1,400,000円
住宅費120,000円150,000円90,000円
光熱費10,000円12,000円15,000円
通信費10,000円15,000円15,000円
食費50,000円40,000円55,000円
日用品費10,000円10,000円20,000円
被服・趣味50,000円50,000円50,000円
医療費/保険料10,000円15,000円25,000円
交際費50,000円40,000円30,000円
車(ローン・維持費)15,000円
教育費25,000円
その他20,000円10,000円10,000円
合計支出330,000円342,000円350,000円
貯蓄ボーナスの半分程度年間約700,000円ボーナスの3分の2程度年間約100,000円ボーナスの半分程度年間約700,000円
参考:総務省統計局総|家計調査報告
CHINTAI|家賃相場情報

1.独身者

年収700万円で独身の場合、都内の一等地に部屋を借りることが十分に可能だ。また、毎月交際費や趣味に10万円使ったとしても、余裕のある生活ができるだろう。また、年に1度、旅行や大型家電の買い替えなどをしたとしても、ボーナスの半分程度は貯金ができることになる。

独身者の場合、年収700万円あればかなり贅沢な生活と言える。

2.子供なしの夫婦

扶養家族である配偶者がいる場合も、都内の便利な住宅街に住み、趣味にも十分なお金を使うことができそうだ。将来子供を持つことを考えたとしても、ボーナスを貯蓄に回すことを考えると、十分に備えることができる。

3.子供が1人いる家族

最後に、子供が一人居る世帯を見てみよう。子供がいることで何かと支出が嵩むため、子供ができたことを機に都心から郊外のベッドタウンへ住居を移す世帯が多い。上記の例の場合、もちろん独身者に比べて自由に使えるお金は少ないものの、食費や交際費などにも余裕を持った生活が可能となる。都心に住むことを優先する場合などは、ボーナスから捻出するなど、貯金額に影響が出そうだ。

いずれにしても、子供が1人いる家庭であっても、年収700万円あれば余裕のある生活ができる。また子供が2人であったとしても生活は可能と言えるだろう。

年収700万円で組める住宅ローンは?

収入に余裕ができ、毎月の家賃にまとまった金額を支払っていると「賃貸に毎月10万円支払うのなら持ち家が欲しい」といった考えが出てくるだろう。ここでは、年収700万円の場合、住宅ローンはどれくらい組むことができるのか、また適正な金額はいくらなのかについて解説していく。

月々の返済は「年収の25%」が上限

一般的に、1年間の住宅ローン返済額は年収の25%までが上限といわれている。つまり、年収700万円の場合、年間175万円、月々の返済額が14万5000円を超えない範囲なら、必要な金額で住宅ローンが組める可能性があるといえる。

しかし融資限度額は、借りる個人の職業、頭金の有無などによってが決まる。年収700万円であっても融資を受けられる額には個人差があることを頭に入れておこう。

また、金融機関によって年収ごとの返済負担率も異なる場合がある。

たとえば、独立行政法人住宅金融支援機構の住宅ローン商品である「フラット35」であれば、年収700万円の返済負担率(返済比率とも。年収に占める年間返済額の割合)は35%で、1年の総返済額が245万円までの住宅ローンが組めることになる。ただし、ほかに借り入れ金や車のローンなどがあるなら、その金額も返済負担率に含める。

フラット35は、ローン返済中に市場金利が上昇した場合にも、借入時に確定した金利で返済できる、固定金利のローンだ。

年収700万円で組める住宅ローンは4500万円前後

ここで、年収700万円で受けられる融資額はいくらなのか、シミュレーションをしてみよう。

これは楽天銀行の住宅ローンシミュレーションによる、月々の返済額から借入可能額だ。(※2020年5月現在の試算。)今回、月々の返済額を、700万円の25%に近い14万円に設定したところ、

・フラット35では4,722万円
・金利選択型(変動金利、一般的な銀行の融資)では4,488万円

の借り入れが可能、との試算となった。このことから、年収700万円で受けられる住宅ローンの融資額は4,500万円前後であると言える。

しかし前述の通り、融資限度額は、借りる個人の職業、頭金の有無などによってが決まるため、実際に融資を検討する場合には必ず個別に確認をするようにしよう。

いますぐ始めるべき年収700万円を狙うための取り組み

こちらの章では、確実に年収700万円を目指すために、以下3つの方法を紹介する。

・スキルアップに取り組む
・転職エージェントを利用して将来性を探る
・副業に挑戦する

これらの3つ全てに取り組むことができなくても、すぐに始めやすいものからとりかかることで、高年収に近づくことができるはずだ。それぞれ詳しくみていこう。

1.スキルアップで市場価値の高い人間になる

現在勤めている会社で高収入を目指す場合にも、転職で年収アップを目指す場合にも、自分の身を置く市場において価値の高いスキルを身につけておくことは必要不可欠だ。もしどのようなことから取り組んだら良いかわからない場合は、今持っているスキルにどんなスキルがプラスされたらより価値の高い人間になれるのか、といった視点でスキルアップに取り組んでみよう。

たとえば、いまWebデザイナーとして働いているのであれば、デザインだけでなくWebサイト構築に関連するプログラミング技術を身につければ、仕事の質も高まり、業務の幅も広がるだろう。また、営業の仕事をしていて、いまは国内の法人を担当しているが、海外にも潜在ニーズがある、などといった場合には、オンライン英会話で英語力をつけるのもいいだろう。

もし独学での勉強が難しい場合は、下記のようなスクールを利用することで、モチベーション高くスキルアップを目指すことができる。身につけたスキルは、高年収へ近づくだけでなく、自分自身の財産となるだろう。自分自身の市場価値を高めるため、スキルアップへの取り組みを始めよう。

2.ITスキルを身につけて多角的な活躍を目指す

テックアカデミーは、現役エンジニアから学ぶオンライン特化のプログラミングスクール。メンターは、通過率10%の厳しい選考を通過した現役の実務経験者のみ。初回時に個々の目標を設定し、達成に向けてメンターと二人三脚で学習に臨む。

週2回・1回30分、ビデオチャットでのマンツーマンメンタリングが行なわれるため、定期的に学習相談や質問がしやすいのが特徴。また、オンライン上でのチャットサポート(毎日15時から23時)、回数無制限の課題レビューなどのサポートもあり、理解できるまで繰り返し学習できる。

さらに、通常コースに加え、16週間でエンジニア転職を目指す転職保証コースも用意。プログラミング学習だけでなく、履歴書や職務経歴書などの書類作成、面接対策サポートも受けられる。

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独学でプログラミングを学ぼうと思っても、初心者だと何から始めればいいのかわからないという人がほとんどだろう。また、プログラミングの学習は挫折しやすいと言われていて効率よく確実に習得したいならプログラミングスクールを利用するのがおすすめだ。

以下の記事ではプログラミングスクールの選び方とともにおすすめのスクールを紹介しているので、参考にしてほしい。

3.転職エージェントを利用して将来性を探る

第1章でも解説した通り、業種により高年収を狙うことが難しい場合がある。また、比較的に高年収に手が届きやすい業種でも、企業や職種により、目標の年収に手が届くかどうかはさまざまだ。他企業や他業種の「モデル年収」といった情報がネット上に出回っていることもあるが、個別性も高いため信ぴょう性に欠け、比較が難しい場合も多々あるだろう。

そんな時にはぜひ転職エージェントに登録して、自分の状況を客観的に判断することをお勧する。転職エージェントとは、転職のプロが客観的な立場から、キャリアプランについてアドバイスをくれるサービスで、基本的に無料で利用することが可能だ。さらに、もしあなたの目指す年収に現在の仕事がふさわしくない場合は、それに合った求人の紹介を受けることができる。

doda

出典:doda

dodaは大手人材会社パーソルが運営する転職エージェント。求人数はもちろんのこと、豊富な実績を持ち、細かいサポートがあることが魅力だ。転職エージェントの利用が初めての人は、まずは登録しておきたい。

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リクルートエージェント

リクルートエージェントは、案件総数・内定決定数ともにNo.1の実績を持つ、国内最大手の総合転職エージェント。累計で40万人以上の転職成功実績があり、年収アップ・キャリアップのためのノウハウが豊富にあることが特徴だ。

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JACリクルートメント

出典:JAC Recruitment

JACリクルートメントは、外資系企業やハイキャリアの求人紹介に強く、高年収を目指したい人はぜひ利用すべきエージェントだと言える。一般の求人には掲載されない転職エージェント独自の求人を「非公開求人」と言うが、JACリクルートメントでは、さらにJACだけが紹介できる「独占案件」も取り揃えていることも特徴だ。

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ビズリーチ

出典:ビズリーチ

ビズリーチは、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティングサービス。ヘッドハンターが求職者の希望条件や、経歴を見たうえで、スカウトがくる為、求人探しの手間を省くことができることが大きな特徴だ。

一部のサービスは有料であるが、高収入の求人が揃っているため、ぜひ登録しておきたいサービスだ。

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転職エージェントの仕組みやサービスを利用した年収アップの方法については、以下の記事で詳しく解説している。こちらもあわせて読んでほしい。

4.副業を始める

すぐに転職することが難しい場合は、スキルアップへの取り組みと並行して、副業を始めてみることをおすすめする。

スキルアップのために沢山の情報やインプットしても、それをアウトプットしなければそのスキルは自分のものにはならない。学習内容の振り返りや備忘録のためにブログやyoutubeなど利用する人もいるが、責任が伴わないため習慣にならない、といった人も多いはずだ。

そういった場合には、自分のスキルやリソースに合わせて受注が可能な副業に挑戦しみるのも良いだろう。最近ではランサーズクラウドワークスといったクラウドーソシングサービスが充実しているため、

  • ライター
  • ウェブデザイナー
  • エンジニア
  • 翻訳

といった副業で、それなりの収入を得ることも難しくないようだ。また、スキルマーケットのココナラでは自分の得意な分野を収入に変えることが可能だ。

前述の通り副業を続けることはスキルアップとの相乗効果も高いため、長期的に見ると現業での年収アップや、転職の際にも有利になる場合がある。まずはクラウドソーシングサービスに登録してみてはいかがだろう。

年収アップのために大切な3つの考え方

ここまで、年収700万円の生活レベルや、目指すためにはどのような取り組みが必要なのかについて解説してきた。目標を実現させるためにがむしゃらになることも必要だが、それでは取り組みがうまくいかない場合に自分を見失ってしまうこともあるだろう。年収アップを目指すためには、

・労働生産性を意識して仕事に取り組む
・年収は長期的に育てるもの
・転職時の年収交渉はプロに任せてみるのも有効

を理解した上で、取り組んでいこう。うまくいかない場合には、ぜひ、これらを思い出してみてほしい。それぞれ以下に詳しく解説している。

労働生産性を意識して仕事に取り組む

まず大前提として、企業は労働生産性の低い人材に高額な賃金を支払うことは無い。

近年政府が掲げている働き方改革でも叫ばれている通り、日本の労働生産性は諸外国に比べて非常に低いと言われており、労働生産性の向上は重要とされている。こうした中、自分自身の労働生産性を上げることは他に圧倒的な差をつけることになり、企業からの評価も上がることになる。

また、労働生産性を上げることで得られるメリットは企業からの評価だけでは無い。労働生産性を上げ、無駄な残業をしないことにより、自由に使える時間が増ることもあり得る。自由な時間が増えれば、副業やスキルアップのために時間を使うことができ、結果として副収入を得たり、自分の価値を高めるなど、相乗効果で年収アップを狙うことができるのだ。

もし年収を増やすために残業代をあてにしているようであれば、一度考え方を見直してみるべきだ。

年収は長期的に育てるもの

「がんばっているけど期待するほど給料が上がらない」「転職を考えて色々な会社のオファーを見るけれど希望する年収を提示してくれる会社がない」など、条件に不満を持っている人も多いかもしれない。しかし、年収アップは一朝一夕に叶うものではない。年収アップは長期的な計画の上で実現するものなのだ。

「転職によって年収が100万円上がった」などといったブログなどを読むと、自分ももっと高い年収で働けるのではないか、といった期待を抱いてしまうが、転職で年収が100万円も上がることは非常に稀であると心得ておこう。

目先の条件だけが良い仕事に飛びつくと、ある一定以上を越えるとまったく昇給しない、といったケースもあるようだ。転職によって一時的に年収が下がってしまったり、役職がつかない間は給料が上がらない、といったことはしばしば起こり得る。

しかし、年収アップのためには短期的な欲求を満たすのではなく、10年後、20年後の自分を描き年収を育てていく、といった考え方を忘れないようにしよう。

転職時の年収交渉はプロに任せてみるのも有効

一つ前の章でも紹介した転職エージェントだが、この転職エージェントは転職活動におけるアドバイスや求人の紹介だけでなく、年収の交渉まで行ってくれるサービスだ。また、転職エージェントは何千人もの転職者を転職成功に導いてきた、いわば転職のプロフェショナルでもある。

転職時の年収交渉は下手をすると、企業に良くない印象を与える場合がある。円滑に年収交渉を進め、希望する年収を得るためにも、転職時は必ずエージェントを利用しよう。

転職エージェントについて詳しく見る

スキルアップに役立つオンライン英会話サービス3選

産経オンライン英会話PLUS

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出典:ビズメイツ

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以下のサイトでは、オンライン英会話のおすすめを紹介すると共に、各サービスの特徴や無料体験レッスンのレポートなどを詳しく伝えている。ぜひあわせて読んでみてほしい。

スキルアップにおすすめの習い事

「いますぐ始めるべき年収700万円を狙うための取り組み」で、スキルアップに取り組み、自分の市場価値を高めることが重要であると解説した。しかし、「何から取り組めばいいのか分からない」「自分にあっているのか分からない」と悩む人も多いだろう。

そんな時は、スキルアップではなく「習い事」という感覚ではじめてみるのはどうだろうか?英会話やプログラミング、フラワーアレンジメント、ワインスクールなど様々な習い事があり、自宅でできるオンラインレッスンも多いため、通うのは続けられるか不安、という人も安心できるはず。

以下の記事では、忙しい社会人や大人におすすめの習い事を20個紹介している。「何か始めてみたい」と漠然な思いを抱いている人は、記事の中からまずひとつ挑戦してみては。

【番外編】年収1,000万円以上を目指す人の転職方法

年収700万円を稼ぐ人の職業や手取り、狙うための取り組みは分かったが、年収1,000万円以上を目指す人はどのような転職方法を利用しているのだろうか。転検索エンジンに「1,000万円 転職」と入力すると、1,000万円以上の求人案件を紹介している転職サイトがいくつも表示されるが、人材紹介会社のエン・ジャパンが発表した「年収1000万円以上の転職事情」によれば、実際に年収1,000万円を稼いでいる人の約8割が「エージェントからのスカウト/ヘッドハンティング」であるという結果が出ているのだ。

しかし、スカウトやヘッドハンティングは受動的な転職方法。アプローチを待つことが基本となるため、自分で転職時期をコントロールできない。そこで利用したいのが、スカウト型の転職サービスだ。スカウト型の転職サービスは、積極的にヘッドハンターへアプローチを取ることができるため、待ち続けるよりも能動的に「1,000万円以上の転職者が利用する転職方法」にアクセスできる。「ビズリーチ」や「キャリアカーバー」「エグゼクティブ転職」など、ハイクラスに特化したスカウト型転職サービスに登録し、多くのスカウトと巡り合うチャンスをつかみ取ろう。

以下の記事では、「年収1,000万円」に着目し、転職で求められるスキルや転職時の苦労などを詳しく紹介している。ぜひあわせて読んでほしい。

計画的な年収アップで豊かな生活を手に入れよう

今回は、年収700万円を稼ぐ人の実情や、それ以上の年収を狙うために起こすべき行動や考え方について解説した。年収700万円を稼ぐ人は、日本国内にはたった16.7%しかいない。この16.7%に入る人間になるためには、転職のプロのアドバイスのもと、

・年収700万円を狙いやすい業界に身を置くこと
・自分の市場価値を高めること
・長期的な年収アップのための計画を設計すること

を実行していこう。年収700万円は独身者はもちろん、子供のいる家庭でも余裕のある生活が可能だ。ぜひ高みを目指し、豊かな生活を手に入れよう。

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